本日2025年7月26日(土)に、オンゲキは稼働7周年を迎えました!!!!!!!
今年は3月にバージョンアップを迎え、オンゲキの新たな一歩を踏み出すことができました!これからも皆様と共に歩んで行きたいと願っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします!
オンゲキの7周年を記念して、「音撃譜面部会報&スタッフメッセージ」をお届けします!
今回コメントを書いてくれた譜面班には、オンゲキ Re:Freshで追加された「カードスキン着せ替え機能」で編成したいデッキも選んでもらいました。
また、音撃譜面部会報についての感想につきましては「 #音撃譜面部会報 」にて、こちらに掲載しているもののみならず、セガ音ゲーの譜面についてのご意見ご感想はX(旧:Twitter)で「 #ゲキチュウマイ譜面サポートセンター 」にてご意見いただければ幸いです。
それではどうぞ!
<目次>
ものくろっく
みそかつ侍
Revo@LC
rioN
ぷれあらんす
メロンポップ
ミニミライト
ロシェ@ペンギン
サファ太
アマリリス
みぞれヤナギ
緑化委員長
譜面-100号
<コハD>
セガ音ゲーチーム代表のコハDです。
今年もオンゲキが周年を迎えることができました。
2025年はさまざまなことがありました。
そのあたりは田川くんが良い感じのコメントで
事情や熱量を伝えてくれると思いますので
私からは少し昔話をさせていただきたいと思います。
■10年前に考え始めたこと
オンゲキという企画を考えるきっかけになったのは
CHUNITHMの稼働状況報告書(私が作った)という
CHUNITHMの当時の盛況な稼働状況を伝えつつ
2015年当時の音楽ゲーム市場の飽和と
その中で「もし」次を作るとしたら、という
走り書きのようなコメントでした。
CHUNITHMが幅広く音ゲーユーザーに
受け入れられることを目的としていたこともあり
もし次を作るなら「コアなファンに受け入れられるタイトルではないか?」と
その当時の報告書は締められていました。
(市場の飽和状況に対して警鐘を鳴らしつつ)
始まったばかりの当時のイロドリミドリの熱量を見ながら
私の中でキャラクターや声優さんといったものに
何か可能性を感じ始めていた10年前の夏の思惑が
その後のオンゲキを作る種になっていきました。
■オンゲキが目指したもの
企画募集をしたり筐体のアイデアが入ったり
音ゲーとしてのブラッシュアップを目指したり
10年前の種はさまざまな養分を得て育っていきましたが
根本にある「コアなファンに受け入れられるゲームを作りたい」
という考えは変わらずに進んでいきました。
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ファンにいつまでも愛されるゲームになるにはどうすれば良いか
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そんな問に対する一つの挑戦が
これから伸びるだろう若手の声優さんを起用し
「一緒に成長していく=ファンに応援されるゲームになる」
というコンセプトとアプローチでした。
KADOKAWAさんとは企画立ち上げの頃からのお付き合いで
声優さんの起用にあたっても様々なアドバイスを頂きましたが
その際にもこの方針にご理解いただき
2社で協力しながらオンゲキの声優さんを選び
セガとKADOKAWAで盛り上げていこうという話をしました。
■キャストさんと歩むPJ
赤尾ひかるさん、春野杏さん、久保田梨沙さんの3名は
そんなオンゲキを象徴するキャストさん達だったと思います。
秋葉原のゲーマーズでのイベントの際には
私もイチスタッフとして何度もお手伝いに伺わせて頂きましたが
楽屋で見る彼女達の素顔はステージ上と何ら変わることなく
素直で、天然で、なんだかいつも愉快な姿に勇気づけられ
娘を見るような気持ちで私自身もイチファンになっていきました。
本当に天然全開のトークでしたよね。
KADOKAWAさんも想像以上の弾けっぷりに驚きながら
その都度、方針転換していったのを覚えています。
彼女達の成長する姿とコンテンツの姿を重ね合わせ
応援する気持ちがゲームを愛する気持ちになる
今でもこうやって運営を続けられ
大会でも皆さんの愛に溢れた姿を拝見でき
当時考えていた形とは異なりますが
これこそが、目指していた姿だったのではないかとも思っています。
そんなオンゲキです。
久保田梨沙さんが廃業を発表されたときも
キャスト変更をしないことに躊躇いはありませんでした。
彼女からオンゲキと柚子を愛する気持ちを伝えてもらえたこと
保科李沙としてもう一度、柚子とオンゲキに関われたこと
それを受け入れることに尽力できたスタッフと
暖かく迎え入れてくれたファン達。
10年前の夏の思いつきは
さまざまな人の手を経て形を変えながら
当時、漠然と思い描いていた「何か」になったのかもしれません。
改めて7周年、おめでとうございます。
改めて7年間、ありがとうございます。
これからもオンゲキをよろしくお願いいたします。
セガ 音ゲーチーム代表 コハD
<田川D>
オンゲキディレクターの田川です。
本日2025年7月26日をもちまして、オンゲキは7周年を迎えることができました。
今年の周年は「Re:Fresh」という新たなバージョンとともに迎えることができました。
これもひとえに日頃より応援してくださる皆さまのおかげです。心より感謝申し上げます。
■O.N.G.E.K.I. 7th Anniversary
オンゲキシューターズとしての7周年記念楽曲は「パピプペ Popping! Talk!」となります。
楽しそうに部屋着でパジャマパーティをしているオンゲキシューターズをお楽しみ下さい。
そして、今回の楽曲からCD形式での販売ではなく、配信という形でのご提供とさせていただく運びとなりました。
週明けの7/28(月)より配信開始となりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
楽曲ページはコチラです!
■オンゲキ Re:Freshについて
有観客で開催されたKOP6thにて、「オンゲキ Re:Fresh」をみなさまにお披露目することができました。「WakeUP MakeUP FEVER!」のMVに合わせて新バージョンのロゴが登場した瞬間、会場を包み込むような大歓声と配信を通じて寄せられた数々の温かいコメントに、開発スタッフ一同心から報われた思いでいっぱいになりました。解説席で直接あの歓声を浴びた経験は一生忘れられないでしょう。
『Memories of O.N.G.E.K.I.』のイベントでは、歴代バージョンを四季に見立て、SPRINGからWINTERまでのメモリーを紡いできました。その流れを受けて、新バージョンは再び「春」となります。新緑の季節にふさわしい新鮮な体験をもう一度みなさまにお届けしたいという想いを込め「Re:Fresh」というタイトルにさせていただきました。ただし、奏坂の世界では一年が経過した訳ではなく、学年は変わらない時空の中で新たなストーリーは続いています。
また、「Re:Fresh」の【Re:】には、これまでオンゲキを応援してくださったみなさまへの「お返事」という意味も込めております(メールのタイトルなどで使われるイメージです)。みなさまからいただいた温かいご声援に、オンゲキチームからの感謝と応えを込めました。
初代からのサブテーマである「Make UP Future!」に対し、今回は「Wake UP Fever!!」という新たなサブテーマを掲げました。どちらもテーマ曲の歌詞に登場するフレーズです。今回のテーマ曲の作詞・作曲を手がけてくださったアオワイファイさんの素晴らしいワードセンスによるもので、ポスターにもこの言葉を刻ませていただきました。
4周年の”一区切り”として「HEADLINER」を制作していた際、KADOKAWAさんたちと「いつかオンゲキが復活する日が来たらいいですね。その時は『オンゲキ Resurrection』でしょうか?」と談笑していたことも、今では懐かしく思い出されます。
「Re:Fresh」の開発には、様々な方が関わってくださいました。その中でも、rioN君のオンゲキチームへの復帰は個人的に大きな出来事でした。自分と彼は同期でして、再びチームに加わってくれたことは非常に心強く感じました。詳しくはrioN君からのコメントで書かれていると思いますが、本当に多岐にわたる業務で大きく貢献してくれました。
また、保科李沙さんの復帰も大きなイベントとなりました。
コハDをはじめ、多くの方々のご尽力があってこそいまの状況があります。もちろん何よりも、保科さんご本人が「これからも藤沢柚子を演じ続けたい」と強く願ってくださったことに他なりません。今後とも末永くどうぞよろしくお願いいたします。
新コンテンツ『オンゲキアドベンチャー』では、新たなシナリオを展開しております。今回のシナリオは、気付けば長いお付き合いとなっておりますhotarubiさんにお願いしました。Re:ステージコラボのたびにオンゲキのシナリオを手がけてくださり、キャラクターへの深い理解と愛情をもって、スムーズにご相談を進めることができました。島田葵先生にも心より感謝いたします。
hotarubiさんには大変お世話になっておりまして、いまのオンゲキがこうして続けてこられたのも、hotarubiさんのお力添えがあってこそです。共同制作楽曲に合同ライブと、今後もオンゲキだけでは成し得なかった新たな試みができそうで楽しみにしております。
■オンゲキの”現在”と”未来”
ここで、オンゲキの状況について少しだけ率直なお話をさせていただきます。
オンゲキは4周年の”一区切り”を以って一旦チームが再編成した経緯がありまして、その後は小さいチーム規模で懸命に運営を続けてまいりました。今回の新バージョン「Re:Fresh」により体制が大きく変わったわけではなく、引き続き少人数ながらも情熱を持って開発・運営に取り組んでおります。
「bright MEMORY」の期間中、数年間を掛けて少しずつ積み重ねてきたものが新バージョン「Re:Fresh」となります。6周年の際に掲げた「can go to the next stage!!」という言葉通り、ようやく次のステージに辿り着くことができました。決して平坦な道のりではありませんでしたが、みなさまのご声援があったからこそここまで来ることができました。そして、ようやくみなさんに還元することができました。
次はどんな未来を描くかですが、オンゲキは再び着実に積み上げていく期間になると考えております。すぐに大きなバージョンアップをお届けすることは難しいかもしれませんが、今後も定期的な機能拡張や新しいコンテンツの追加を計画しております。具体的な時期についてはまだお約束できませんが、一歩一歩着実に開発を進めております。
まずは8周年を目指し、「Re:Fresh」をさらに盛り上げてまいります。現在、新たなアドベンチャーやシナリオも鋭意準備中です。また、【オンゲキーズ王決定戦】に続き、【Primera Fes.】も開催中ですが、その先の新たな展開も着々と計画しております。
ゲキチュウマイとして一緒に運営をしておりますが、各タイトルごとに事情が異なり、maimaiやチュウニズムと比べてオンゲキの歩みがゆっくりに感じられるかもしれません。その点につきましては、どうかご理解いただけますと幸いです(こればかりは本当にさまざまな事情がございますが、スタッフ一同最善を尽くしております)。
「Re:Fresh」では、レーティングシステムの変更やアドベンチャーの追加などの新機能を入れさせていただきました。どうぞ少しばかり長い目でオンゲキと向き合い、じっくりと深く遊んでいただければ嬉しく思います。
今年10周年を迎えたチュウニズムに続き、オンゲキも10周年を目指して、これからも歩みを止めることなく進んでまいります。
10周年をみなさまと共に盛大にお祝いできるよう、スタッフ一同で心を込めてオンゲキを創り続けてまいります。
今後とも、変わらぬご声援をどうぞよろしくお願いいたします。
オンゲキの心躍る未来を、みなさまと共に咲かせていけますように!
8周年へ向けて、Wake Up Fever!!
オンゲキ ディレクター
田川 裕章
<ものくろっく>
オンゲキ7周年おめでとうございます!ものくろっくです。
6周年の時は本当に忙しく、譜面部会報を出せませんでしたが…今回新Ver稼働も落ち着きようやく文章を出す事ができました。
今回はついに様々なものがRe:Fresh!ということで書く事、伝えたい事、めっちゃあります!
今作ではMASTERが無条件で開放されたり、レーティングの仕組みの大幅変更、カードスキン変更機能などなど、コアな部分を積極的に変更し、文字通りみんなもう一回新鮮な気持ちでやってみない?を重視してシステムを組んでみました。
個人的にはPスコアの全難易度表示が激アツで、26年も音ゲームやっておきながらここにきてBASICを異常なほど詰める人間になるとは思ってもいませんでした。単発の究極を突き詰めるって本当に面白くて…過去1番このゲームに真剣に取り組んでる気がします。
様々な変更がありましたが、その中で自分からは新しいレーティングについてとここ数年の楽曲ラインナップ周りについて設計の意図などを話せる範囲内でお伝えしてみようと思います。
結構難しい話するかも。うまく伝わらなかったらごめんね。
■レーティング刷新について
今回のVer.UPで良し悪し含めかなり話題となったかと思います、レーティング周り。
ここを熟読していただいている皆様ならある程度ご存知かと思いますがかなりの変更をかけました。変更理由含めてだいたい下記の通り。
・小数点以下3桁まで対応
→細かい上達を視覚化できるように。ちょっとした成果も褒めてあげたい。
・リーセント枠の排除
→新曲枠Ver.UPとリーセント枠で二重にレートにマイナスがかからないよう調整。モチベ低下の原因の一部を排除。
・ベスト枠、新曲枠の増減
→リーセント枠がなくなる代わりにベスト枠を増やし平均化することで、そのレーティングとしてちゃんと安定しているかを測る。新曲枠を5曲減らした事でVer.UP時のレーティング減少値をできるだけ減らす。(新Verの譜面にしっかり対応できているかは見る)
・Pスコア枠の追加
→(主に)虹レート以上の方々向けの新たな最終目標設定として。
・レーティングカラーの追加やカラー毎の敷居変更
→後述
・単曲レーティングの計算式変更
→後述
ここまで大幅に変更した目的は、『今のオンゲキのシステム、環境に合った最適な設計となること』と『「オンゲキ」を上手くなるためのシステムであること、また音ゲーとしての「オンゲキ」が上手いプレイヤーを讃えるシステムとなること』あたりを達成するためでしょうか。
『今のオンゲキのシステム、環境に合った最適な設計となること』
知識のある方だと察しているのかもしれませんが、bright MEMORYまでのオンゲキのレーティングというのはほぼほぼチュウニズムの流用でした。
これは「当時のチュウニズムとの互換性を高める事により実力の体感値を分かりやすくして流入を促す」という目的だったと考えており、当時の設計思想としてはそうあるべきだったのだろうなと思います。
以前のレーティングシステムは「チュウニズムのレベル13+まで想定で初期設計されたもの」でしたが、現状オンゲキはレベル15+まで存在し、オンゲキならではのレベルデザインも確立しています。その中で以前までのを使用するにはレーティングカラーの敷居の部分ではかなり中途半端であると考えて今回大幅に変更いたしました。
端的に言えば虹レート(19.000〜)、ULTIMATE RATING MASTERは特に難しく歯応えのあるものになっているかと思います。そんな中でも達成した方々、めちゃんこ上手いです。誇っていいですよ!!
ちなみに21.000~21.999までが「虹(極)」という正式名称となっているのはRe:Fresh稼働前の記事に書かせていただいておりますが、稼働日に初めて存在が確認されたULTIMATE RATING MASTERの正式名称は【虹 (極)・真】でございます。
今まで通りアルレマスだったり、22だったり呼び方は自由ですけども、是非【虹 (極)・真】を目指してプレイしてみてくださいね!
『「オンゲキ」を上手くなるためのシステムであること、また音ゲーとしての「オンゲキ」が上手いプレイヤーを讃えるシステムとなること』
オンゲキは特に精度ゲーと言われ、他タイトルと比べても比較的1010000点(理論値)は取りやすいため、ある程度のラインを越えた後は取れる難易度帯で取りに行くスタイルの方も多いかと思います。
今回そういった方々の努力をしっかり褒め、その成果は数値として表してあげるべきと考え、単曲レーティング計算式を変更しスコア計算部分の最大値を大幅に拡大しました。
また、スコアマークやクリアマークの更新などのレート上昇値も含め、「下の難易度を詰めることと高難易度特攻の2つの方向性で立ち回れるような設計」を目指しました。
めちゃくちゃ音ゲームが上手くなった方々なら100%頷いてくれると思ってるんですが、最終的に下埋めと高難易度特攻を良いバランスで取り組めた際に究極へたどり着けるものだと思っております。そこをレーティングという分かりやすい形でモチベーションとしてもらうことで、オンゲキというゲームを上手くなる足掛かりとしてもらえば…!と考えています。
後はPスコア枠!
これはどのような仕組みにするかはかなり悩みましたが、最初から入れ込む事は確定していました。
基本的には虹レート以上が対象で、そこからベスト枠に入っている難易度で☆1個つくかどうかぐらいの想定。あとは虹レートなりかけだがどうにかして虹レートにたどり着きたい人への救済措置みたいなところでしょうか。
虹レートになるための必須項目としては考えていません。虹レートまでは封印するのもありかと思ってましたが、仕様的に色々破綻するため最初から枠としては存在するようにしました。
判定の真芯を取りにいくってぶっちゃけかなり難しい話ではありますが、☆5までであれば同曲を繰り返し遊ぶ事で今の環境でも最終的に十分に狙える難易度だということ、究極にオンゲキをやり込めているプレイヤーであれば判定の理解はできていて当然で、そこはレーティングにも含まれるべき技術の範囲内であると考え、Pスコア枠を増設するに至りました。
(…あとこれは本当に個人的な予想でしかないですが、昨今の音ゲームやプレイヤーのインフレを考えると遠くない未来、どのタイトルでもPスコア的な判定の戦いにもなってくるんじゃないかと予想してます。)
同レート帯での単純な地力比較がしにくくなったというご意見はちょいちょい聞いており、たしかにな…と思う一方で、音ゲームって結局のところ自分自身との戦いですべて解決するものなので、方向性が違った上手さがそれぞれ出て、そこから参考になるものを導き出す、称えあう、同じ方向性の人間を探し出すなどの行動が起こればいいんじゃないかなという気がします。(オルタ派、高速派みたいな感じで派閥が分かれてもいいのでは?…ってこれはさすがに伝わりにくいか)
まあまだ始まったばかりなので、現環境に合わせてプレイヤーが行動していくことでどんどん整地はされていくものかなと。
また、以前までのRATING MASTERは音ゲーム自体の地力が高いプレイヤーであれば一定の譜面に対して覚えるだけでなれてしまうという部分も少なからず存在していたと思っているんですが、今回のレーティング刷新ではしっかりとオンゲキに対する理解度、技術力を高めてもらって初めて「ULTIMATE RATING MASTER」という究極の実力称号が得られるような設計となっています。音ゲームの歴史上でもトップクラスに到達が難しいものになっているかもしれませんが、皆様の最終目標の一つや憧れとして考えていただければ幸いです。
■楽曲やコラボラインナップについて
2022/7/26のオンゲキ4周年以降から徐々にオンゲキのラインナップ周りに携っています。今はほぼすべて自分が中心で動かしてる感じです。(もちろん偉い人から最終的に承認をいただいてます)
正直なところこれについては自分だけでなく様々な方々との関わりがあってやらせていただいているものなので、颯爽と風呂敷を広げるべき話ではないと思うんですが、自分が関わるようになって得た知識の中でいくつか知っておいてもいいんじゃないかなという範囲内をお伝えできれば。
夢を壊さない前提で話したい気もしつつ、ある程度現実も知っていただきたいというメッセージです。社会ってこんな感じで成り立ってるらしいですよ。
ラインナップの決定には大前提としていくつかの事情がまず存在しています。
①お財布事情
めちゃくちゃ大事です。いついかなる時も悩まされています。これがn倍ぐらいになるだけで夢が更に広がるラインナップになるのになあ、と常々思っています。すいません、次の予算で5000兆円いただけないでしょうか?
②大人の事情
はい、大人の事情です。大人の事情によりできたりできなかったりあったりなかったりします。大人の事情の前に我々は成す術がありません。
大人の事情って本当にむずかしくて、(以下略
③人的リソース
要するに楽曲を入れられたとしても譜面を作ったり筐体に入れ込む作業量が膨大になったら入れられません。特にオンゲキは譜面に対する作業量が多すぎるんだってば!
Re:Freshでは無理しすぎてこの部分で大爆発し、主に自分とみそかつ大先生が相当な負債を抱えるハメになってしまいました…
限られた人的リソースの中でどこまでできるのかを模索しつつ、時にはひと月に入る楽曲数を入れ込みすぎて各方面から怒られも発生しつつ…今オンゲキに求められてるのって楽曲数だから!!とデカデカと声を上げている真っ最中です。
楽曲数が多すぎたら自分の責任なので自分の身を切って異常な譜面数をこなすようにしてます。作業が多すぎるんだが…!?
ちなみに人を動かすのにもお金がかかってしまいます。世の中ってお金なのかも…
④費用対効果
このゲームは実は商業向けアーケードゲームのため、常に収益性というものを考えなくてはなりません(あたりまえ)。いくら50億人が喜ぶコンテンツを入れたとしても実装するために5000兆円必要です!(ドンッ)となったら結果的にはマイナスになってしまう可能性がめちゃ高いですよね。わざわざゲーセンに行って100円を入れるという行動の難しさもあって「ゲーセンに行くまでもないか…」というユーザーの心象もどうしても発生してしまうかもしれません。(そこをうまくゲーセンに行ってもらうような見え方にするのも自分の役割ではあります。)
また、オンゲキのメインユーザー層により響くコンテンツを選ぶことも重要なポイントです。
つまり、バランスがめちゃんこ大事だって事です。もちろん身銭切ってマイナス覚悟で入れる事もあります。
また、オンゲキが3機種目の収録となるパターンの楽曲については、他2機種の盛り上がりや実際のプレイ状況(人気が続いているか、時期問わずプレイされ続けているか、など…)を総合的に判断し、慎重に選定しています。特にこの部分に対して「費用対効果」で考える部分が多いですね。
上記のような事情+αをクリアし続けて、更には譜面にした時の難易度バランスなども加味した上で初めて難易度楽曲、コラボのラインナップが確定されます。なんでも入れられる立場になって最高!という訳にもいきません。
難易度バランスでいうと、入れてほしい楽曲アンケートなどではボス曲にめちゃくちゃ票が集まったりもする事が多く、これを全部入れます!!ってやると「毎週難易度15の楽曲が追加!!」となり、ユーザーも譜面班も全員吹き飛ばされる可能性があります。
気持ちはめっちゃわかるんですが…毎回目は通してますので長い目でお待ちいただければ…!
「これは入るべきだ!なんでこれは入らないの?」という意見も耳にしつつも上記の理由があってだね…と心の中で謝罪し、血反吐撒き散らかしながら多くはない選択肢を取捨選択し、正解のない複雑なパズルを組み立てる毎日です。いや、このパズルが異常なほどやりがいがあって面白いんですよ!!(永遠に思考するパズルゲームが本当に大好きで…)
可能な範囲で最大限のみんなの夢を達成できるように常に学び、インプットしつつ、頑張っていきます。
今回譜面部会報と同時にオンゲキのアンケートも出てまして、アンケートの項目に収録して欲しい楽曲やコラボの欄もあります。みんなの夢をぶつける大チャンスかと思いますので、是非ともアンケートに書いてみてください!!結構現実的な話をたくさんしてしまって気が引けてる部分もあるかもですが、デカデカと夢を語るだけならタダなので!!夢語ってたらと実はあれやこれやがあってできた!みたいな話もたくさんあります。
あと例えば、「今のオンゲキのラインナップ、微妙だなあ」等の気持ちがあったとしてSNSにあーだこーだやいのやいの書き込んでもかなり意味がないんで、ここで””数の暴力をぶつける””のが1番の得策かと思われます、数字って実はすごい大事で伝わりがダンチなので。何卒…!
…ラインナップに関わる最近の話で言えば、ぷれあらんすくんがオンゲキ譜面班として加入しました。
これは「人的リソース」の項目でいうとめちゃくちゃ大きく、人的リソースがある程度解決すると今後のラインナップもまた彩りを加えることが可能になります。端的に分かりやすい話だと「月ごとの新規楽曲数(物量)が増える、人的リソースのせいで若干優先度が下がっていた楽曲の実装が可能」とかですね。
今ぷれあらんすくんも1人前の譜面班となるべく、頑張って譜面製作やプランナーとしての様々な勉強中でございますので是非応援していただければ!!
ラインナップ周りは新Verだから完全体!とはまだまだ言いづらい状況で、みんなの夢が上手く叶えられていない部分もあり、大変申し訳ありません…が、徐々に改善を目指しておりますので、引き続き見守っていただけると幸いです。
■土下座したら自分のドハマりコンテンツが入った件
5周年の時に余談としてお伝えしました、「自分のドハマり中のVのコラボを土下座でもしてなんとか入れられないか」の件、なんと様々な事情が重なり2つも入ることになりました。
絶対無理だろ…と思っていたので本当に頭があがりません。快諾いただいた両社の方々含め全方位に感謝を…!
察しのつく方はまあ想像の範囲内だとかもしれません。今回全方位へ土下座をすることで「Palette Project」「Re:AcT」の2つのグループとコラボさせていただいております。
昨今の自分はいかにオリジナル楽曲が強いVのコンテンツを掘り出せるかみたいなところがあるんですが(かなり楽曲派寄りになってきました←これ使い方あってる?)、特にこの2事務所は明確に強いと言えるオリジナル楽曲が多いんです!
昨今のバーチャルコンテンツオリジナル楽曲の音ゲームへの相性の良さもありながら、ひときわ輝くイチオシの楽曲を今回は自分から提示させていただきました。(特にシティポップとかチルい楽曲とか、本当に大好きでさあ!)
予想以上に両者のコンテンツでハマっていただけている方を見かけることが多く自分もビビり散らかしています。こちらとしても本当にありがとうございます…!自分がハマったコンテンツに、もはや自分以上に熱を入れてくれてる様を見れているのが尋常でなく嬉しくて…
今後も強い楽曲、面白いコンテンツを生み出し続けていただけるはずなので、引き続きのめり込んでいただければ!!!
今回コラボさせていただき、楽曲を入れるだけでも相当感謝なのですが、特にパレプロの方々から積極的にオンゲキのアピールをしてさらなる盛り上げをしていただいた時は500万回ぐらい横転しました。コラボ後もずっとプレイしてくれるだけでなく、オンゲキ歌枠(!?)やオンゲキ歌枠リレー(!?!?)まで開いていただいて…!「オンゲキ歌枠」って文字列が生きてる間に見れることってあるんだ。高まりすぎて常に家を破壊させていただいております。ありがとうございます。
Vコラボとしての新しい見え方をひしひしと感じつつ、こちらとしても何かしらやれることはないかなあと真剣に考えさせられてしまいますね。また土下座の準備をする必要もあるかもしれません。気合を入れていくか…
■作成した譜面のコーナー
最近譜面部会報なのに譜面以外の書く事多くない?本来譜面の事書く場だったのでは…という気もしますが、業務がそっち寄りになってきているので仕方ない。
あまりにも文章量が増えてしまいプロモ担当のrioN大先生から怒られが発生しそうな感じになってきてしまったので、直近書いた譜面については各楽曲2行ずつぐらいでまとめます。
●月詠に鳴る [EXPERT] [MASTER]
EXPERTを作った後にどうにも自分がMASTERも作らなくちゃいけないとなって、MASTERはEXPERTの構成そのままに順当に強化し置き直した、というかなり珍しいコンセプトで作成。これ気づいた人ちゃんといる?
ゲキ!チュウマイではEXPERTとMASTERは明確に構成に差を設けるパターンが多く(そのために製作者を変えることが多い)こんな作り方はめったにしないのと、今回は調子に乗って譜面全体をすべて底上げしたので普段の譜面製作基準から大幅に逸れたため、尋常でなくイカつい譜面になってしまう気づきも得られました。そりゃそう。
●つっぱれ!にゃんきー魂 [MASTER]
故意で置いたボス出現位置がかなりクリティカルに一部の人たちに刺さり、逆に申し訳ない気持ちも3ミリぐらい湧き出てきています。
●MEGALOVANIA [LUNATIC]
めちゃくちゃ評判が良くて嬉しいです!でもあんなにアツイ戦いなんだからこれぐらい譜面にも力が入るってもんですよね!
●Cogito ergo sum [MASTER]
最高、最強のフュージョンを提供いただき、感謝…!ツインギターに合わせて譜面もそれっぽく合わせてみました。
●雪男 [MASTER]
これを製作するにあたり自分には様々な歴史の部分でのインプットが足りないと思い、これの製作のために一からつまみをくるくる回してみたりもしました。(20↑ぐらいまでいけました。)
チュウニズムで一番良い曲といえるぐらいには名曲だと思うんですが、かなりらしさも出つつ、パワーと技術が両立する良い感じの譜面に仕上げられた自信があります。
●ラブ・ラビリンス [MASTER]
この譜面に16分以上のノーツが一切存在しないことにゲーセンでプレイするまで気づいてなく、逆にテクチャレでPスコア狙いにいくときめちゃくちゃ楽しくてよかったな、となりお得感満載でした。
●L9 [MASTER]
一番端のボタンを執拗に叩き続ける古の記憶が製作中に思い出されたんですが、わりかしきっちりオンゲキナイズドすることに振りました。さすがにカベは厳しかろう。
しかし本当に名曲、チュウニはこの曲が入ってなかったらプレイしてなかったぐらいですからね。
●狂恋ROMANCE [MASTER]
Δを避けるって結構見え方オモロくないですか?結構お気に入りの譜面です。
●Re:StarT (2023ver.) [MASTER]
ユメニミタカラVol.0が本当に忘れられなくて…今SSSのような譜面を作るなら見せ方はこれだろうなというイメージで作りました。
●Rhythm of Love [MASTER]
この人の楽曲で全力で跳びたいがためにクラブに通いつづけたぐらいDÉ DÉ MOUSE氏が好きなんです。Futuredisco Love。
溢れるほどのキラキラ感と、思いっきり跳びたくなるキメポイントが更に際立つような譜面構成を意識しました。
●OBLIVION [MASTER]
海外に留学してた当時に、全然見たことない2画面モニターの筐体から流れたこの楽曲とそれをプレイしたときの感動した記憶が色濃く残っていて、1譜面だけでも携われたことは本当に光栄に思います。
LUNAが6B引用と決まっていたので、MASTERはちょいちょい4Bです。
●Nýx [MASTER]
実はこの譜面のコンセプト、7年前に作ったTitaniaの誰にも見せたことない初稿譜面の自分担当部分からきています。
この曲でこれが成立するかがまったく検討もつかない中、必死に構築してめちゃくちゃ綺麗なレベルデザインで仕上がった時はさすがに震えが止まりませんでした。
最近うさぎランドリーくんに久々にあったんだけど、結構しっかりこの譜面で褒められてめちゃんこ嬉しかったです。やったね。
●Distorted Fate [MASTER]
諸事情あって激烈に締め切りが近い状態で作られたため、怨撃作ってた時ぐらいメンタルがグロッキーになっていたんですが無事綺麗に作れて本当に安心しました…
ほぼほぼ後悔はないんですが、強いて言えば画面を横に回転した状態でプレイさせるのができなかったことでしょうか…悔しい。
●[HALO] [MASTER]
細いフィールドでレーザーを避けながらノーツをシバくという譜面は、実は8年前ぐらいにまだ実装されていないチュウニの楽曲でレーザー検証譜面を作っていた際にあって、当時を再現するつもりで作りました。…が現状の譜面構成とは結構相性が悪い部分もあって結構この程度が限界かもしれないな…と思わされた譜面でもあります。
●レイテストショーマン [MASTER]
2019年の両国で某超~~~名曲をカバーされてたのを現地で見た時に、なんて素晴らしい歌声なんや…と感動したもんですが、レイテストショーマンを初めて聴いた時に当時の記憶が真っ先に思い出された程度には歌の伸びが綺麗で、譜面でもこの伸びの力強さをバチバチに際立たせるようにしています。
●Honeycomb [BASIC] [ADVANCED] [EXPERT] [MASTER]
譜面班内ではBASIC~MASTERまでの全譜面を作ることを「ビンゴする」と言ってて、なんと自分は7年以上オンゲキに携わっておきながらこの曲で初めてビンゴしたらしいです。全譜面班でもビンゴした人は他に1人しかいなかったはず。
出会った当初から数年ずっっっっっと聴き続けている楽曲です。Re:AcTコラボで唯一心残りがあった部分をすべて昇華させるつもりで全力を尽くさせていただきました。だいぶ音ゲームでの心残りはないぐらいにこの曲の収録で救われました。ありがとうございます。
●Λzure Vixen [MASTER]
本当に、本当にありとあらゆる面で大好きな””銀河””を目指して作成しました。妥協は一切ありません。
全力を込めて縦連打をシバいてくれ!!!
Re:Freshになるまでは本当に様々な部分で苦しい戦いが続いており、正直自分もそろそろ潮時かなと思い、この仕事を辞めるかどうか真剣に悩んだこともありました。
しかし、色んな方々に支えてもらって、助けられて、何かオンゲキで盛り上がることがあるたびに感情になりすぎて泣き散らかすなど、常に元気や感動をいただきつつ、「自分が辞めたらマジでこのゲーム1発で終了するやろし頑張らなきゃいかんなあ」との思いでここまでなんとか続けられました。
「皆様の応援のおかげで運営できています!」とは良くいわれる話ですが、本当に言葉通り皆様の応援のおかげで今のオンゲキは成り立っております。いつもありがとうございます。
まあしかし、いい大人が事あるごとにギャンギャン泣き散らかしてるしみったれた雰囲気ばかりではいられないとも思いますので、Verも変わって気持ちも一転、Re:Fresh!!で、常にHappyな気持ちでプレイできるような環境作りを目指して運営を続けさせていただければと考えております。
これまで皆からいただいた熱い想いをまだまだ消させないよう引き続き真剣に取り組んで参りますので、これからも応援のほど、何卒よろしくお願いいたします…!
P.S.
オンゲキ7周年チャプターにて、とある条件を満たすと購入できるようになる隠し称号を今回置いてみました。あの時の興奮と心からの叫びを見た時の感情が忘れられなくて…是非探してみてね。
<みそかつ侍>
ご無沙汰してます。みそかつ侍です。
年々うなぎが高くなるので困っちゃいますねほんとに。
一応maimaiチームに所属してたのですがまたオンゲキチームに戻ってきました。出戻りってやつですかね多分。
今回はRe:Freshの稼働の話と譜面の話ができたらなと思います。
■Re:Fresh稼働の話
仕様・チェック周りの統括みたいな役割を担当してました。
一応メインとしてはアドベンチャーとレーティング以外の細かい変更点を担当していて、アドベンチャーについては自分が「これがやりてえんだよおおお」と騒ぎ立てくせに大部分をrioN氏にぶん投げてしまって大変すみませんでした…。
個人的に思ってることとして、音ゲーのバージョンアップってゲーム外の新要素(解禁方式だったりUIの変更だったり)がメインになることが多く、そのせいで既存の問題点や肝心の音ゲー部分のテコ入れがないがしろにされているイメージがあります。
「音ゲーなんだから音ゲー部分のクオリティをアップしなきゃダメだろ!」と自分は思っているので、今回は色々とできる範囲でプログラマさんにお願いしました。スケジュール的にもかなり無理を言ってしまい大変怒られましたが…。
まだまだ改善すべき点はあると思うので、今すぐには難しいですが今後も少しずつ改修していきたいと思っています。
アンケートを実施していますのでご要望があればぜひそちらにお書きください。
アドベンチャーに関しては、Memoryはそれはそれでよかったのですが最近『完全隠し』というものが飽和してきているなあと感じており、特にライトユーザーやAct.2以降に始めたユーザーには「そもそも隠しチャプタ―の存在を知らなかった」という人も実は結構いました。
その反省を踏まえて、Memoryのあのドキドキ感はしっかり継続しつつ、今回は調べないとわからないような解禁方法にはせず、個々人が筐体内で完結して全ユーザーが楽しめるものにしてみました。
どうでしょう、楽しんでもらえましたでしょうか。
maimai側のKALEIDXSCOPEイベントのようなものもやりたい気持ちだけはありますが(めっちゃ盛り上がったし!)、あそこまでのものを準備するとなると普通に3年くらいかかります。身近で見てたけどあれはmaimaiチームの知恵と気合いと根性の賜物です。
すぐに何かやろうとするとどうしても小規模になってしまうので、中途半端なものをやるくらないら最初からやらない方がよくね?と思ってたりもします。現実は厳しい。
「maimaiやチュウニがずるい!」と感じる点もあるとは思いますが、細々とこれからも応援していただけると助かります。
今はスケジュールもカツカツで特大ボリュームでのお届けはできないかもしれませんが、次回のアドベンチャーも期待して待っていただけると助かります。
■譜面の話
実はbright MEMORY Act.3のちょっと前あたりから譜面のクオリティリーダーを担当してます。
他の人が作った譜面に対して色々ツッコミを入れたりアドバイスをしたりする役割です。
自分の譜面の作りとして理詰めで打ち込むがそれがいいかを決めるのは感情次第なところがあり、言語化も下手くそ人間なので本当にこの役割が向いているかは微妙なところがありますが、人の譜面にちょっかいを入れるのは結構好きなので楽しいです。
どんな流れで譜面の修正をしていくかというと、
①曲の雰囲気と譜面のマッチング確認、構成チェック
↓
②音とノーツ・動きの対応の確認、要素の盛り込みまたは削減
↓
③つっかかる部分の微修正、見栄えのクオリティアップ
大体こんな流れです。
修正点が少ないと感じた場合は一気に全部やることもありますが、譜面をマクロな目で見てからフレーズ単位で少しずつミクロに見ていく感じですね。
①曲の雰囲気と譜面のマッチング確認、構成チェック
譜面作成の前提に当たる部分ですね。
譜面全体の抑揚・プレイ体験が楽曲のテンションと合っているか、フレーズの雰囲気に対してプレイ動作・譜面の見た目はマッチしているか、そもそも構成がぐちゃぐちゃしていないかなど、細かい調整をかけていく前の原型のチェックみたいな感じです。
きつい言い方をすると「なんでこのフレーズでこういう譜面(または音取り)になるねん」みたいな箇所がないかの確認です。
修正が必要だと思った場合、どういう方向性にしていく方がよいと思うか自分の考えを伝えたうえで双方納得したらもう一度作り直してもらいます。
自分としても喧嘩したいわけじゃないので原型を留めて調整したい気はあるのですが、料理に例えると「今日はハンバーグを作るから材料買ってきてね」と言って買ってきたのが魚肉だったみたいな。
頑張っておさかなハンバーグにする方法を考える場合もありますが、「これじゃ調理できないからもう一回買ってきて」と指示せざるを得ない場合もあります。なんとか調味料の買い足しくらいで済むように頑張ってはいますが。
②音とノーツ・動きの対応の確認、要素の盛り込みまたは削減
自分の本領発揮ゾーンです。
結構みんなフィーリングで譜面を作ってくるので、みんなのアイデアに乗っかる形でより曲に合わせてリズムや動きがより気持ちよくなるように調整していきます。
フィーリングで譜面を作ることってそれ自体は悪いことじゃなくて、譜面づくりする上で鳴っている音に忠実になりすぎると思考が停止しちゃうので、うまく分担できているもんだなと最近は思ってます。
たまにドラムのフィルインやピアノのリックとかをあまりにも嘘っぱちなリズムで提出してくると「もうちょっとちゃんと聴いて打ち込んであげてくれ~~!泣」とはなりますが。
調整していく中で自分が思いついたアイデアを乗っけられそうな場合はここで乗っけていきます。
最近の譜面が家系とんこつラーメントッピングマシマシな感じなのは大体このせいです。
余計な要素を消す調整もしてはいますが、まあ面白いと思うものは沢山乗っけていきたいよね。
引き算の美学も覚えたいんですがね。中々難しいのと、そういうものを提供すると「手抜き」とか「自動生成」などの言葉が降りかかるのでどうしたもんかと思ってます。
あっさり醤油ラーメンが提供されたときは「素朴な味わい」とでも言ってあげてください。素朴な味わい、いい響きだ。
最近は舌が肥えすぎてきて色々物足りないと感じる部分がありますが、本来このゲームは素材からして美味しいはずなんですよね。(多分どのゲームにも言えそうなことだけど。)
③つっかかる部分の微修正、見栄えのクオリティアップ
あとは微調整をひたすら繰り返していきます。見た目やノーツ以外の細部にもこだわれるところはこだわっていきます。
他の人にもプレイしてもらって極端に引っかかる部分がないか確認することもあります。
時間がない時はちょっとだけ雑になるときもあります。スイマセン。
ざっと自分の譜面の見方を書きましたが、本当にあくまで自己流です。そのうち考え方も変わるかもしんないし。
結局は別の考え・感情をもつ人間が作ったものなので、「自分はこっちの方が絶対いいと思う」というものに対して反発があることはもちろんあり、討論しつつお互いの妥協点を見つけることも多いです。
ただ、最終的にできた譜面は〆切を大幅に過ぎたとしても納得するクオリティのものを提供していると思っています。いっぱい遊んでね!
■自分の譜面の話
最後に自分が作った譜面についてコメントを載せておきます。
長くなっちゃうので最近のだけ!すまんね!
●Lazulis Gambit [MASTER]
KOP展示に載せていたコメントをこちらにも記載しておきます。
『Lazulis Gambit』の作譜を担当したみそかつ侍です。
Acotto様に「いい感じの音ゲーコアお願いします!」と、こちらからの要望は特になく自由に曲を作っていただいたところ、めちゃくちゃカッコイイ曲を作ってくださいました。
楽曲によっては、譜面構成を考えたときに「ここの部分もっと音細かくしてください!」「ラスト32分キック入れてください!」みたいなお願いをアーティスト様にすることがあったりなかったりしますが、特に今回は何もお伝えすることなくラストにやべー音が鳴っていたのでKOPの予選課題曲にさせていただきました。ありがとうございます。
譜面の話ですが、ノーツの視認性やスコアの取りにくさなどオンゲキというゲームの特性上、普段の譜面制作では「いかに鳴っている音に対して違和感なく誤魔化して作譜するか、あるいは弾ベルに逃がし過ぎず適度にゲーム性を担保できるか」を突き付けられることが多いのですが、今回は課題曲のレベルバランス的に鳴っている音を一切誤魔化さずに取り切る意識で譜面を作っても問題なさそうだったため、今までの高難易度楽曲の中でも最もスムーズに作れました。これ多分自分の実力じゃないな。Acotto様ありがとうございます。
32分がここまで連続すると、理論値は正直8人出るかどうかくらいの見積もりだったのですが全然そんなことなくて大変すみませんでした。皆様お上手ですね…。自分が作った譜面のくせに自分はめちゃくちゃ苦手です。
KOPは出場者のためのものではあるが出場者のためだけのものではないので予選課題曲をこれ以上難しくはしたくない気持ちはあるのですが、来年はもう少し厳しめに見積もって難易度調整をしようかなと思いました。以上!
●WakeUP MakeUP FEVER! [MASTER]
前述の通りRe:Fresh稼働に向けて色々動いていたのもあり(あとmaimaiの稼働もあり)、とにかく自分の譜面作業が後回しになってしまって、KOPの配信を横目に見ながら休日出勤して限界社会人になりながら譜面を打っていました。
ガチでヤバい状況でとっくに締め切りは過ぎていて、まだイントロの「W」の文字を書いていたくらいにRe:Freshの発表があり、ユーザーの皆さんの声を聞いて「頑張らなきゃ…!」と元気をもらいました。
正直色々間に合わないと思ってましたが、何とか無事稼働できてよかったです。
難易度調整のためにほとんど諦めたドラムの音取りはじゃこレモン氏がリマスで取ってくれました。感謝。
●ENERGY SYNERGY MATRIX [LUNATIC]
祝・ノーツ別速度変化実装!色々制限はあるけど!
3年前からずっと実装してくれ~と言い続けて何とか実装してもらえました。
詳しい経緯はチュウニの方のコメントを読んでいただきたいですが、先にチュウニの方で実装が完了していて「チュウニでできたんだからオンゲキでも!」とメロンポップ氏に懇願したら「チュウニとオンゲキで同じ仕組みでいけると思わないでもらえます?」と一蹴。
音ゲーのインゲーム部分に手を加えるのって中々大変みたい。それはそう。
自分の我儘でしぶしぶ実装していただきましたが、この譜面を見て満足そうな表情をしていたのでよかったです。
ちなみにチュウニの猫祭りWEはミニミライト君が作りました。
部分的にやってることが若干被ったのはたまたまで、ノーツが動かせるようになったらそりゃそういうことしたくなるよね~。
自分はある程度やりたいことが決まってたけど、思い付きでスッと譜面に起こせちゃうのは彼のIQの高さを感じます。
ノーツ別速度変化の今後について、QuiQはかなり一発ギャグみたいなものなので通常譜面で露骨な初見殺しは今後そんなにしない予定ですが(基本的には演出に絞る予定)、たまにビックリする譜面があるかも!?
今後のオンゲキの譜面の進化に期待です!
●耐冬花麗 [MASTER]
「今宵、月は綺麗?」←これ疑問形なのやばくない!?!?
歌詞見たとき目ん玉ひっくりかえっちゃった。
椿、なんて恐ろしい子…!
●パピプペ Popping! Talk! [MASTER]
7周年おめでとう!そしてここまでオンゲキを続けさせてくれてありがとう!の気持ちを譜面にいっぱい込めました。
個人的に傑作です。いっぱい遊んでね!あと何より曲が良すぎる!
オンゲキのこと、朝まで、そしてこれから先の未来まで語り続けていきましょう!
<Revo@LC>
オンゲキ7周年ありがとうございます!Revo@LCです。
相変わらず推しカードは千夏でございます。
■オンゲキ6周年ライブのセトリについて
昨年、2024年8月10日に開催されました「オンゲキ 6th Anniversary Live ~Individual on parade!~」のセトリについて話そうと思います。
今回のライブのセトリについては、自分が担当させていただきました。
2年ぶりの周年ライブということで、新しさを出しつつ久しぶりのオンゲキファンも楽しめるようなライブにしたいという気持ちがありました。
音ゲーのラインナップよろしくさまざまな条件や制約の中で組んでいくことになるのですが、そんな中で6周年として最大限に面白いセトリを組み上げれたのではないでしょうか。
―――――
○Individual on Parade!
6周年の周年曲でありライブの表題曲でもあるテーマ曲で開幕としました。
テーマ曲で始まり、テーマ曲(インスト)でエンディングという案はライブプランナーのOさん(このライブを中心となって運営していただいていた方です)にご提案いただきました。
当日ライブが始まる直前の舞台袖、そんなOさんと「(お客さんを)絶対に楽しませる確信しかない!」と拳を合わせて開演しました。
○Little Twinkle
○スキが止まらない!
○Prominence
○Zest of Blue
開幕ブロックは、ソロ歌唱で一人一人に焦点をあてるような構成にしました。
初披露も含め比較的新しめの楽曲で固めつつ、初代からの「Zest of Blue」を差し込んでみました。
椿のソロは後のお楽しみに。
○Butterfly Wave
前年の『AMUSEMENT MUSIC FES 2023』での歌唱メンバーになります。
超絶盛り上がったのと見に来れなかった方も多いのではと思い、周年ライブでも入れさせて貰いました。
○ヒストリー×ブレイカー
そして、この開幕ブロックの最後でゲストの高瀬梨緒が登場となります。
まるで莉玖が居るかのように錯覚するほどにトライエッジ3人の絆を感じましたね。
―――――
ここからは『Individual on KARAOKE』のブロックです。何かというと、カバー楽曲のコーナーです。
高瀬梨緒がカラオケで勝負を持ちかけ、奏坂シューターズのみんながカラオケで歌っているようなイメージです。
敢えて安っぽいロゴにしようということで、このロゴはrioN君が会議中にパワポで作った即席のロゴだったりします。
○ツムギボシ(Game Size)
maimai楽曲のカバーとなります。ゲーム内では「Primera Fes. ~maimai Stage~」の楽曲ですね。
当時は先行して開催中のグッズキャンペーンCDに入っていた楽曲という立ち位置だったかと思います。
ツムギボシなので、”つむぎ”と小”星”(と”星”咲)です。
○ガチ恋ラビリンス(Game Size)
敢えて「好き」って言わなさそうな2キャラにぶつけてみました。
カラオケで真剣に得点を狙いにいく椿とセツナという設定で歌っていただきました。
○MUSIC PЯAYER
オンゲキ収録済みのチュウマイ楽曲で、カラオケやライブで盛り上がりそうな曲をライブスタッフで探した結果、この曲に辿り着きました。
小星がゲームを手にした時のような猛烈なテンションで熱唱し、葵は困惑しつつも一緒に盛り上がり最後は体力切れの小星を介抱するという役割でした。
オンゲキライブの歴史の中で、Re:ステージさんと温泉むすめさんは欠かせないと考えました。
オンゲキ収録曲でオンゲキーズも良く知っている曲かつライブで爆発的に盛り上がる楽曲を選びました。
○サンダーレスキュー!
リハでは和泉さんが八巻さんに『ちゅどーん!』の指導をしている光景もありました。
○青春サイダー
「Splash Dance!!」のためにタオルを持ってきてくれているお客さんも多いと思いまして、まずはこちらでタオルを振って盛り上がって貰おうかと。
―――――
ここからはサプライズの生バンドコーナーになります。
○タテマエと本心の大乱闘
バンド演奏で一気にボルテージを上げるならこの曲でしょうということで!開幕ブロックでお楽しみにとっておいた椿のソロです。
どの時期からオンゲキに触れた人もこの曲は知ってくれているような印象が強いです。
○Geki Geki!! 激闘Break Out!!
バンドメンバーが是非演奏したい楽曲ということで、セトリに組み込みました。
振り付けSho先生曰く、2人が『親子ジャッジメントナックル』を撃つまでの話とのことです。
○Resolution
セツナのソロ曲枠は「Prominence」で代用されちゃったのかな?と思わせてからの生バンドでソロ曲披露という形にしました。
カラオケコーナーで「好き」「嫌い」を歌っていましたが、こちらでは「嫌い」しか叫びませんね。
○本能的 Survivor
生バンドが映えるのが確定的だったので、後半に持ってきました。
梨緒がトライエッジのリーダーであることを示すかのようにバチバチにキメてくれましたね。
○Y.Y.Y.計画!!!!
もはやライブで恒例の楽曲ですね。何度やっても盛り上がります。
このライブの2ヶ月前のRe:ステージさんのライブでも披露されました。
○夏宵スターマイン
ライブの開催時期的に夏っぽい楽曲を集めた流れをどこかに作りたく、ここからアンコールを跨いで夏っぽい楽曲のブロックとなります。引き続き生バンド。
まずはアンコール前最後の楽曲として、しっとりと。
5周年の周年曲なので、これも前回の4周年の時には無かった楽曲ですね。
―――――
そして、ここからがアンコールとなります。
○サマータイムレコード
グッズキャンペーンCD「ONGEKI Memorial Soundtrack Himawari」に収録していたカバー楽曲となります。
実はツムギボシの収録時に和泉さんにライブでやりたい曲を伺ったところ、この楽曲の話が出たのでセトリに組み込むことにしました。
カラオケブロックに入れるか迷ったのですが、夏っぽい楽曲に混ぜたかったことや、楽曲的にエンディング感が強かったためアンコールに持ってきました。
アンコール開幕のサプライズ感も強かったのではないでしょうか?
落ちサビで歌い上げる葵とつむぎは、いまでもまぶたの裏に焼き付いています。
○Splash Dance!!
アンコールも盛り上げていきたいなと!夏を感じていただけましたでしょうか?
○HEADLINER
MC後の最後の1曲となります。
正直、この曲を今回のライブでやるかどうか迷っていました。それは、星咲あかりが居ない中でこの曲をやるべきかという点です。
最後だと思って臨んだ4周年ライブの時には、この楽曲はまだ世の中にリリースされておらず披露は叶わずでした。
それから2年経ち、オンゲキが新たなステージに進むためにもやはりこの楽曲は必要だろうと考え、披露に踏み切りました。
あかりが不在な部分については、赤尾さんから映像で楽曲の振りをお願いすることによって、あかりも一緒に居るんだよという主張をさせていただいたつもりです。
各キャラのセリフパートの後半はこのライブ用のオリジナルになっています。最後に葵の掛け声と共に、会場全体で「レッツシュートッ!」と叫んだ光景にはただただ感動しました。
―――――
次のライブはRe:ステージさんとの合同ライブ『Re:ステージ!×オンゲキ PRISM☆FEVER!! vol.1 -オン×ステージ!-』となります。オンゲキとしては、このライブが実質7周年ライブと考えております。
もちろん、今後もライブは行っていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします!
■譜面について
さて、こちらでは自分の作った譜面について書いていきます。
遊んで下さった方の感情を少しでも動かすことができたのであれば、それはとても幸せなことだと日々思っております。
●Event Horizon [MASTER]
当時スケジュールがカツカツな中でお願いしたにも関わらず、ほぼリテイク無しでこの楽曲が上がってきました。”先生”として5u5h1さんの楽曲が大好きだったので嬉しかったです。
葵の曲なので、青が中心な譜面構成にしました。一部に「All Right!」っぽさも入れてあります。
●Individual on parade! [MASTER]
偉大なる渡部チェル先生のオンゲキ6周年記念曲の譜面を作らせていただきました。
開幕では柚子も含めた6キャラクターのモチーフを描いています。
なんと柚子が歌唱できる時が来るなんて!未来は分からないものですね。
●DIE IN [MASTER]
DJMAX RESPECT Vといえばこの曲!というほどボス曲としての威厳と風格を持った楽曲です。
6B(SC)で99%を狙ってはいるのですが、なかなか厳しいですね……。
原作の譜面を踏襲しつつ、オンゲキナイズした形に仕上げたつもりです。
道中に4B→5B→6B→8Bとボタン数の変化をイメージした箇所があります。
●1番輝く星 [MASTER]
サビ前の赤TAP8分はどうしてもTAPを叩いて盛り上げたかったんです。
「Re:Fresh」稼働日には斬新な譜面や印象に残る譜面が多かったと思いますが、そんな譜面の一つに成れていたでしょうか?
え、作品では誰推しかって?うーん、乃々亜かな。
●DEEPNESS(ReC Ver.) [MASTER]
蓮ノ空の中で個人的に最も好きな楽曲です(ちなみに、最も好きなキャラは瑠璃乃です)。
初めて聴いた時から好きだったのですが、1stライブで生のパフォーマンスを見て衝撃を受けました。
102期の2人から始まり、103期の4人に繋がり、更に(ReC ver.)で6人へと展開されるという、楽曲に強く紐づいたストーリーも魅力です。(ReC ver.)は103期のひとつの集大成と言えると思うのです。
そんなストーリーの時間軸に基づく形で、キャラクターのカラフルレーンを敷かせて貰いました(見づらいかもしれませんが102期の”4人”まで意識しています)。6人並んでいるところは基本Fes×ReC:LIVEの立ち位置になっているハズです。
そして、何とは言いませんがBELLの個数も意識してみました。
DEEPNESSのロゴはミニミライト君に〆切直前に頼み込んで描いて貰いました。あんやと!
●Dolphika [Re:MASTER]
初期のオリジナル曲で順当に強い鍵盤譜面を作ってみました。こういう傾向の譜面も需要はあるかと思いまして。
MASTERの一番難しい部分から始まって、そこから発展していく形にしています。
●ガジェットはプリンセス [MASTER]
自分にしては珍しく、ギミック系の譜面を作らせて貰いました。
初稿は壁も混じっていて自分でも引っ掛かるようなギミックだったのですが、みそかつ君のおかげで最終的にとても良いバランスに着地させることができました。
歌詞にオンステージと言っている場所があるので、オンステージなロゴを置かせて貰いました。
「オンゲキ×Re:ステージ!」の「×」の部分、キャラに合わせて色が変わってるの気付きましたか?
最初、色を変えるのを完全に忘れててテストプレイしたミニミライト氏が筐体からデスクまでものすごい勢いで飛んできました。反省してます。
ちなみに、BELLの数はかえの誕生日になってます。
他の譜面班に比べると少ない出番ではありますが、今後もちょこちょこと顔を出していきたいと思っておりますので、名前を見かけた時にはよろしくしてやって下さい!
それでは、またお目にかかる日まで!
<rioN>
お久しぶり…で、よいのでしょうか?
どうも、rioNです。
今回は譜面の話より先に、私自身の話をちょっとしようかなと思ってます。
■オンゲキチームに戻ってきたよ、というお話
実を言いますと、私は5年以上前に1度セガを辞めておりまして、去年の2月ごろにオンゲキチームに復帰しました。
体調を崩してしまったのが原因なのですが、正直戻ってこられるとは思ってなかったです。
私の場合はとてもありがたいことに、コハDやJack氏をはじめとしたチームの方から気にかけて頂いていたようで、辞めた後も度々食事に誘ってもらうなど、ご縁が途切れずに済んでおりました。
その延長で、ある時「外注で譜面作らない?」というお話を受けまして、何年かは「フリーランスのrioN」として譜面制作に携わらせていただいております。
そうこうしているうちに何とか体調の方も安定してくるようになり、気持ちの方も整理がついて復帰の目処が立ったので、再びオンゲキチームの一員として戻ってくることができました。
当時についてJack氏曰く、「こういう理由でもないと大鳥居(以前セガの本社があった場所)の美味いメシ屋に行く機会がない」とのことですが、その名目のおかげで今ここに居ることができるといっても過言ではありませんので、本当に感謝してもしきれません。
■復帰してからのお話
オンゲキチームに復帰してからは、譜面班というよりも企画やプロモーション担当といった感じでお仕事させていただいております。
復帰した翌月ぐらいのタイミングでバージョンアップの話があり、オンゲキアドベンチャーやカードスキンの仕様を担当しておりました。
ものくろっく氏やみそかつ侍氏がオンゲキアドベンチャーの原型となる新しいイベント案を考え、自分が仕様書として詳細をまとめたのですが、なにせ約3年ぶりのバージョンアップということもあって当時開発を経験していたメンバーがチームにほとんど残っておりません。
「ここどうなってたっけ?」というのをひとつひとつ手探りで調べながらの開発となったので相当にたいへんではあったのですが、何とか形にして皆様にお届けすることができて本当に良かったです。
プロモーション担当としても、日々のイベントや楽曲追加の告知してたり、オンゲキ6周年ライブやKOP6th、CHUNITHMの生放送やオンゲキバージョンアップの時の告知内容を決めたりとなんか色々やってます。
とはいえ、告知周りは自分1人ですべて決めるわけにもいかないので、基本は田川Dと相談しつつ方針を固め、要所要所で他のオンゲキ譜面班にも確認してもらいながら進めてます。
仕様やプロモーション以外だと、例えばオンゲキアドベンチャーで追加されたストーリーのプロットは自分が書きました。日常感のあるシナリオにしたいというスタートから、1話冒頭に登場した「修学旅行」と「期末試験」というワードが生まれ、そこから各話数での展開と登場させたいキャラクターを全体のバランスを見ながら組み立ててます。そうしてオンゲキチームで作ったプロットをもとにhotarubiさんに制作していただいたのが今回のシナリオなんです。
自分のプロットからこんなにも話が膨らみ、しかもオンゲキの各キャラクターの魅力がしっかり描かれているのを目の当たりにし、シナリオを書く人ってすげーなぁと感動しつつ、自分にとっても良い経験となりました。
他にも、オンゲキのグッズ制作では主に自分がラインナップを選定させていただいてます。過去に開催されたイベントで同じようなグッズが作られてないかなどを気にしつつ、実際にグッズを制作する企業様と意見をすり合わせて使用するイラストを決めたり、グッズデザインや製品サンプルに対してのチームからの意見をまとめたりと、窓口的な立場で関わっております。
オンゲキ公式Xの運用もしておりますので「こんなグッズが欲しい」といったご要望を多く見かけることがあれば確約はできませんがもしかしたら…?
あと「いちげき」も、緑化委員長氏から引き継いで今は自分が担当してます。漫画のネタ出しに苦心しているのでほかの譜面班にもアイデアを募りつつ、実際に漫画を描いてくださっているえらんと様と打ち合わせして最終的な内容を固めております。
ここに書いたのは業務の一部ですが、こうして振り返ってみると復帰1年目からなかなかハードなことやってんなぁと思ってます。
余談ですが、今皆様が読んでくださっているこの「譜面部会報」も自分が取りまとめてます。
今回は譜面班に「文字数制限なし」でコメントを依頼したのですが、軒並み1000文字オーバーのコメントを書いていて度肝を抜かれました。
特にものくろっく氏は驚異の1万文字を超えたコメントを掲載しており、彼のオンゲキに対する並々ならぬ熱い思いが見て取れますね。
(一方で、次の譜面部会報がもしあれば2000文字くらいで書いてもらうべきかを真剣に悩んでます。。。)
■譜面について
復帰してから作ったEXPERT譜面について、いくつかかいつまんでみます。
先述の通り、今は企画・プロモ担当として業務に携わっておりますので、譜面班としてはたま~に顔を出す程度になると思います。
●ラブ・ラビリンス [EXPERT]
復帰してから最初に作ったEXPERT譜面になります。
譜面の作り方そのものを思い出しながら作っているので結構苦労しましたが、なんだかんだ作り方は覚えていたのと、譜面傾向やクセについては変わってない気がします。
ちなみに今でもノートに構成を書き起こしながら作ってます(紙に印刷はしなくなりましたが)
●Chant Say Yeah! [EXPERT]
この曲についてはちょっと強めにする必要があったのですが、自分の実力的にMASTER譜面のつもりで作れば丁度良い難易度に落ち着くんじゃないかと思いながら作りました。
譜面を制作するにあたっては、自分が過去に手掛けた「Äventyr」や「Bad Apple!!」を一部参考にしています。
(人によってはプレイしていてすごく懐かしい気分になるかもしれません)
特に気を付けたこととして、4ボタンないし6ボタンの指押しをなるべく使わないように意識しました。
私自身、指押しが苦手(というかできない)というのもありますが、EXPERTの高難易度譜面(12+~)になる指押しを要求してくる譜面が多く、12以下のEXPERTとの間に大きな隔たりがあると感じていたのが大きいです。
なので、EXPERTの高難易度寄りだけど指押しはしない。でも、両手でしっかりボタンを捌く必要があって難しい。という塩梅になるように調整しています。
●耐冬花麗 [EXPERT]
曲名がわからない。(「つばきうるわし」と読むらしいです)
推しである椿の曲だったので気づいたら譜面制作に名乗りを上げていました。
曲のノリがとても良かったおかげか、あまり難しいことを考えずに思いのままに譜面を作ることができました。
個人的にとても気に入っている譜面なのですが、如何せん曲自体の解禁に時間がかかってしまうのがネックですね。
オンゲキRe:FreshになったことでMASTER譜面が無条件で遊べるようになったので、
なかなかEXPERT譜面を遊ぶ機会も減ってきてるかもしれませんが、よかったら遊んでもらえると嬉しいです。
最後になりますが、オンゲキ7周年おめでとうございます。
そして、オンゲキの7年間を支えてくれたユーザーの皆様、本当にありがとうございます。
私自身も、こうしてまた皆様と共にお祝いできるようになって良かったと改めて実感しております。
これからもより一層励んでまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。
<ぷれあらんす>
はじめまして
ぷれあらんすと申します
この度奏坂音撃譜面部に入部した新人です
この会報が世に出てる頃は自分の譜面はちょっとだけで話せることはそんなに無いと思いますが、新人ならではの視点ってことでここは一つ
その前にどうせいつかバレるから今のうちに音ゲーの実力の話
譜面班に入る人みんな上手い人ばっかりですが自分はレマス!とか皇帝!とか黄色い服!とかは無いので読んでる皆さんの方がお上手かも?くらいです
やめて…石投げないで…
新人なのでやってる事はあんま大きな事はやってないです
譜面作るか、チェック作業
あとはBOSSWAVEのタイミング決めもQuiQ辺りからやらせて頂いてます
OVER DAMAGEの数値を伸ばす新技術が発見された次の日に追加されたConcvssionがその技術の対象だった時はさすがに怖くなりました
譜面作りはほんと〜に大変
感性の赴くままになんとなく配置しては譜面構成がぐちゃぐちゃになったりする事もしばしば…
逆に言うとまだまだ伸び代あります
今後のぷれあらんすに御期待ください
■そんな作った譜面の話
●SPILL OVER COLORS [EXPERT]
初めて作った譜面です
maimaiでこの曲をお気に入りに入れてる人は握手
初稿があまりにもお粗末すぎる譜面だったのですがみそかつ先輩のアドバイスのおかげでなんとか形になったかと思います
ちなみにmaimaiのMASTERを気持ち程度ですが意識している箇所がちらほらあります
●レイテストショーマン [EXPERT]
みそかつ先輩が多忙で爆発しそうみたいな雰囲気だったので微力ながら作らせて頂きました(譜面作るスピードやクオリティチェックのことは考えないものとする)
なんとなく聞いてたらU.〇.A.を思い出したのでそれっぽくノリノリになれる配置を置いたらあとは流れですんなり他パートのやることが決まったので先述の譜面よりかはスムーズに作れたかと思います
●Ignition [MASTER]
初MASTER
CHUNITHMでこの曲をお気に入りに入れてる人は握手
いわゆる「テクい曲にテクい譜面」だと思いますがここまで辿り着くのにかなり苦労しました
好みも分かれそうだな~と思っていたのですが思ったより好評みたいで一安心しています
こういうオンゲキでしか得られない体験ができる譜面が大好きです
来年はこれの8倍くらいは書きたいですね
ぷれあらんすでした
<メロンポップ>
オンゲキで一番好きな曲は『Over Voltage』
はじめまして、メロンポップです
「自分3人に分裂しないかな~」みたいなことを未だに言ってますが、普段はmaimaiとオンゲキのプログラマーをやりながらたまーーーーーーーに譜面を作らせてもらってます。
まじで3人に分裂しないかな。1人はmaimaiの仕事、1人はオンゲキの仕事、僕はゲーセン。
過去みそかつ侍先生や譜面-100号先輩の会報で若干触れられてますが、オンゲキ SUMMERくらいからチームの一員として働いてます。
なんだかんだもう古参面できるようになってきたな・・・
■KOP 6thのおはなし
実は現地で観戦をしていたんですが、WakeUP MakeUP FEVER!が流れた直後の歓声でボロ泣きしてしまいました。
自然と手拍子が鳴り響く会場最高でした・・・やっぱ有観客がさぁ!!
■譜面のおはなし
●アンバークロニクル [MASTER]
maimaiの譜面を何譜面か作った後、「オンゲキでも譜面作りたいんだよねー」とLuxizhelくんと雑談してた時に「じゃあ作ります?」とみそかつ侍先生に声をかけられたのが始まりでした。
サビがかなり疾走感のある楽曲なので、オンゲキ特有の壁とレバーの操作で疾走感を持たせられれば・・・と思いながら作った譜面です
maimaiには本当にいい曲が多いのでたくさん移植してほしい!!!!
みそかつ侍先生、ものくろっく先生、何卒
●hurrah!! [MASTER]
maimaiを遊んでいる方ならなんとなく予想がつくかもしれませんが、にじさんじのオタクなんですよね。
ものくろっく先生から「メロンポップくん譜面作るならにじさんじの曲なんか1曲いれるよ」と言われ「これとこれとこれとこれとこれと・・・」と言いながら10曲くらい投げた末に決まった曲です。本当にありがとうございます。もっといれてください。何卒
カラフルレーンは絶対!!!ファンマークは絶対!!!と言いながら作ってました。カラフルレーンで可能な限りMVを再現したつもり。
オンゲキって壁+TAPの気持ちよさが最高なんですよね、サビはそればっかりやってます。
■Re:Freshのおはなし
オンゲキのほうは基本運営メインですが、Re:Freshの新規仕様にも微力ながら携わってます。maimaiでらっくす PRiSM PLUSを同時並行で作りながらだったので本当に微力ながらですが・・・
もちろんチーム全員めちゃくちゃ頑張って完成したバージョンなのですが、Re:FreshはプログラマーのMさん・デザイナーのOさんのヘルプなしでは完成しなかったバージョンです。この場を借りて最大限の感謝を・・・
さて、Re:Freshの新機能、皆さんは何が嬉しかったですか?
僕はカードスキン着せ替え機能です。
カードスキン着せ替え機能自体はR.E.D. PLUSくらいからずっっっっと言い続けてたんですけど、やっと実装されて本当に良かった・・・の気持ちです。
好きなSR+カードやSSRカードがたくさんあるので10デッキ全部に設定できてほんとに嬉しい。みんなもお気に入りのカードを設定してお友達に布教しよう。
僕が携わった仕様で大きなものといえば、∀(MASTER)やENERGY SYNERGY MATRIX(LUNATIC)などで登場したノーツ別速度変化になります。
仕様概要の段階で聞いたときは頭の上に?が10個くらい浮かびましたが、みそかつ侍先生からとあるゲームのとある譜面を見せてもらい、「なにこれおもしろそう!!!(小並感)」と言いながら気づいたら実装してました。先にCHUNITHM側で実装されていたこともあり、譜面-100号先輩に仕様を聞いたのですが、オンゲキだと実現不可能な仕様になっており仕様をほぼ1から作ったのはいい思い出・・・
ユーザーの皆様の反応を見ていると実装して良かったーーーと感じられる阿鼻叫喚が見えており非常にニッコリしています。
(実は筐体側の実装より譜面エディター側の実装のほうが苦労してたり・・・)
来年も元気になんか書けるといいなー、それでは
<ミニミライト>
おはようございます。こちらでは始めまして。ミニミライトと申します。
普段はCHUNITHMの譜面を書いているのですがここ1年ぐらいはオンゲキの状況がヤバヤバだったので半分オンゲキ譜面班みたいな感じになっておりました。
尖った譜面を作ったりラインナップに口を出したり色々できてとても楽しかったです。今後はぷれあらんすくんにバトンタッチですね。頼んだ。
CHUNITHMほどではないですがオンゲキも稼働当初からかなりやり込んでて、今作もULTIMATE RATING MASTERを取得できるぐらいにはやってます。ついでに自慢するとゲキチュ”ウマイ”度とやらが全国で15番目ぐらいに高いらしい。わぁい。
■リステの話
Re:ステージ!10周年おめでとう!
CHUNITHMの9周年&リステだいたい9周年でまだ直接コラボしてないのに勝手に色々書いてから1年。色んなことがあって楽しかったですね。
ミュープレで喉枯らしてたら流れるわけがない電撃音が聞こえて腰を抜かしたり。
グロスタ→惑わしと来て流石にDBFはやらんだろうな〜って軽い気持ちでいたら流れてきたありえないイントロで固まったり。
既にFYをやったのに美久龍が一人で出てきて頭の中大混乱してる状態で”あの”境界線を浴びれたり。
duality⇋paradoxのFullで直前MCの流れも含めてりんか→日向であることを確信して大はしゃぎしたり。
そしてオンゲキとの合同ライブ開催が決まったり。やった〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!
ってまたUnendingに語れちゃうのでこの辺で。こいつライブのことしか話さないな…
もちろんテプの方もちゃんとやってるよ。新曲の98%は必ず出してるし、ハイチャレもあらそいも毎回ある程度はやってます。
最近の譜面だとダーレス(EX)とピンパチェ(EX)、ストーリーだと「創造と破壊」、「アイドルイベントにて」、りんかHBDIIがお気に入り。譜メはあんま触れてないかも…ごめん。
カフェにライブに出張版に。今後も楽しみがたくさんあって幸せです。ありがとう。
●サンダーレスキュー! [MASTER]
23年末の試聴動画公開直後にありえない曲があるからオンゲキに入れてくれとRevoさんのところに駆け込んだのが懐かしいですね。
この曲が出てからかれこれ一年半経って自分でもドン引きするぐらいの回数聞いているのですが最近になってもストーリー上での文脈がついたりRRP2夜の入りがあったりEX譜面がりんかの全クリ付きで実装されたりソロverの音源が発売されたりでどんどん思い入れが強くなっています。すごい曲ですね。
そんな曲がオンゲキに実装されて譜面を担当することができたこと本当に感謝しかありません。ありがとうございます。今後もこの曲に思い出が増えていくことを楽しみにしてます。(譜メ実装もお待ちしております。)
さて。譜面の意図を解説しようと思ってたのですがオタクの皆様にはだいたい伝わっていたので本当にどうでもいいことだけ箇条書きで語ります。
・尺すごいですよね。全パート入れてくれと言い続けるわがままなオタク役をやってたらとんでもなくいい感じの尺にしていただけました。ありがとうございます。
・Unveiling PARTY!!のアーカイブを見ながら作ったのでお気持ち程度に振り合わせや移動合わせが入ってます。パズルもどき地帯で赤がずっと真ん中にいるのとか雷レーザー裏のレーンの移動とか。
・天気図いいですよね。停滞前線がエモポイント。
・サビ入りはもっと盛り上げて!と怒られたのですが断固たる意志で今の形を残しました。サビ入りの振りが大好きなので。
・「ぶっとんじゃう」は跳びポです。
・Stage of Star(EX)とInfiction(EX)は入れると決めておりそれに加えてオンゲキ側のLike the Sun, Like the Moon的な赤HOLD持ちをやりたかったのですがリステップ側ステラマリスの譜面のキメっぽいところでいい感じの譜面が存在しなかったのでそこだけ完全オリジナルです。
・りんかが主役の曲だから誕アクを置きたい!と思ってりんか誕当日という締めをとっくに過ぎた後に大急ぎで拵えました。機会があれば他二人の誕生日アクセも置きたいって思ってたけど…かっぱTシャツかぁ…
・赤縦連打→緑青の流れはInfiction(EX)のサビを意識。元々はもっとガチガチに混フレしてたのですが難しすぎたので今の形になりました。
・最後のロゴはちょっとだけデフォルメしてます。実は泡白昼夢とLots of loveのユニットロゴも僕が描いてます。他にもDEEPNESSやRe:Freshロゴでお邪魔してたりします。便利屋ですね。
・サンキュー!合わせっていうのもあるけど意図としてはInfictionの全難易度合計+1です。
●Earthly Light [MASTER]
今まで作った譜面の中で最も時間がかかりました。他の作業もやりつつ丸々1ヶ月はこの曲を聴き続けてたらしい。
両ユニットの流れを踏んだ疾走感溢れるかっこいい曲と明るくコンプレックスを語る歌詞が大好きで。譜面作る側としてはこの素晴らしい曲に譜面を付けるの無理だよ…って一生頭抱えてました。
何からすればいいのかすら分からなくって。でもとりあえず手を動かさなきゃ何も始まらないってことで色々試してみました。
ひたすらパート分けに沿ってカラフルレーンと譜面引用だけで構成してみたり。
歌を一切取らずに裏の音合わせで鍵盤をしばきまくってみたり。
歌詞のコンセプト的にこの曲にしかない斬新な配置を思いつくだけ散らばめてみたり。
逆にProminenceみたいに色んな過去の譜面から引用してみたり。
作っては投げを繰り返す中で取捨選択をして構成を考えてなんとか実装されている今の譜面が組み上がりました。大変だった…
いつかリメンバーズのみなさんと「I can say that now!」と叫べる日を楽しみにしてます。
●君とインフィニティ -2021- [Re:MASTER]
ど〜〜〜してもこの曲の高難易度譜面が遊びたかったので空き時間で勝手に作って実装してもらいました。
↓こっちで話したVampire(ULTIMA)と同じですね。
CHUNITHM10周年記念!開発スタッフからのコメントを大公開!
譜面の中身は僕が思うままにやりたいことをすべて詰め込んだ譜面です。
リステップのこの曲をHARDまでしかなかった時から知っている身としては要所の12分16分は全部叩きたかったので全部叩かせていただきました。
演出も突っ込めるだけ突っ込みたかったので突っ込みました。専用アクセもでっかい紫陽花もGO!もユニットロゴも全部置きたかったんだよね。
実は1年前には初稿が完成していたのですが中々出せるタイミングが無くて長らく僕のPCの中で漬物石となっていました。今回ようやく日の目を浴びることができて嬉しいです。
出すタイミング的になんか思わせぶりな感じになっちゃったのはごめん。
●CHUNITHM×Re:ステージ!
ありがとう…本当にありがとう…コラボが決まった時職場で拍手してました。うるさくてごめんなさい。
ずっと待ち侘びたコラボでした。なんとか差し込んでいただけてとても嬉しかったです。
選曲については色々あったんだ。元々1曲の予定だったところをMoon Strixさんに土下座して2曲にしてもらうところから始まり。Revoさんと話して定番曲と新しめ(だいたいReboot以降)という見た目とすることを決め、中難易度と高難易度にできる曲としてハッピータイフーンとM.L.V.Gの並びとなりました。ラインナップはマジで悩みまくって頭抱えてました。全部欲しいじゃん…
譜面についてはどちらの曲も元譜面の印象がかなり強いので最初はなんとかCHUNITHMに落とし込もうとして迷走してました。一時はダメージノーツやFlavor Youth(EX)引用の20分乱打が置いてありました。何考えてたんだろう。
初稿は一旦全部投げ捨ててハッピータイフーンは布配置、M.L.V.Gは体力で押し切ることをコンセプトにそれぞれでしっかりCHUNITHMらしさを押し出すような譜面にしました。実はこのゲームってCHUNITHMだったんだよね。
演出もオンゲキほどリッチにとはいきませんが軽く入れてみました。
ハッピータイフーンの方はAIR-SLIDEの中にイメージカラーを入れるぐらいで。赤譜面のエアーの集まり方が3-3だったのを2-2-2にして!と文句を付けたりもしました。
M.L.V.Gの方はお騒がせしました。ゲインズボロが置けない、ノーツ種と合わせてオチに説得力を持たせられるという点からジャケットのMLVG合わせにしてたら知り合いのリステオタクからお叱りを受けたため(そりゃあそう)なんとかしてなんとかしました。実は今の譜面のこの色を置くのレギュ違反なんだよね。
コラボ発表時からリメンバーズのみなさんがギャーギャー騒いでるのを見るのは楽しかったです。いつか他6ユニットの曲やまだ来てないオンゲキコラボ2曲もプレイしたいのでまた何回でもコラボしてほしいですね。hotarubi様、Revo@LC様、夕凪アロエ様、どうぞよろしくお願いします?
■ユメステの話
ユメステ2周年おめでとうございます!!!!!オンゲキと同日なんですよね。運命?
ユメステもオンゲキ第一回コラボで初めて以降結構やり込んでます。OLIVIER譜面を中心に遊んでいてだいたい98.5%ぐらい。その曲で出来る譜面のほぼ上限値みたいな譜面を毎回お出ししてくれてとても楽しく遊ばせていただいてます。
推しは静香と大黒。いつかBlack Diaryをオンゲキでやりたいですね。
●デアエ・エクス・マキナ! [MASTER]
制作前の難易度感のメモ「13が嬉しいけど元譜面好きな人が不満に思わない程度に」
元譜面大好き僕「最低でも14はないと不満なのでとりあえず14+を作りました」
この曲のOLIVIER譜面、プレイ感の良さと配置のカリスマ性があってユメステの中でもトップクラスに好きな譜面なんですよね。
そんなわけで初稿は本家の24分を全部取ってサビも実装されてるものの1.5倍ぐらいノーツ置いてと盛れるだけ盛った状態でみそかつ侍さんに投げつけました。結果「これはオンゲキではない」と怒られたのでそこからオンゲキ的に納得できる塩梅を探しつつひたすらノーツを削って譜面を作りました。
ド屑然りきゅうくらりん然りTHE TRiANGLE然り初稿でぶっ飛ばしたのを作って相談しながらなんとか遊べる形にするみたいな作り方が多いのでみそかつ侍さんには大変ご迷惑をかけております。この場を借りてお詫びとお礼を申し上げます。
●I Wanna [MASTER]
シリウス第3章、最高でしたね。(1年遅れの感想)
この譜面は前後半で2つに分けてがっちゃんこする感じで作りました。僕は1サビ終わり以降の担当です。見どころとしては演出と6レーンですね。
大サビは一旦元のOLIVIER譜面をそのまんま置いたところ僕とみそかつ侍さんは一応AB出来たのですがオンゲキではなかったので没に。FLICKや壁で動きを出して鍵盤もかなりマイルドにしてなんとかオンゲキにしました。オンゲキにするのって難しいね。毎回苦労してます。
演出も頑張りました。スプリット演出も誕生日アクセもユメステといえばこれ!というところなので頑張って担保しました。
2サビ入りの跳びポは譜面で跳ばせていただきました。Global Stageの入場DJでは僕しか跳んでなくて悲しかったのですがDJイベではみんなで跳べて最高でしたね。僕は行けないけどこの文章が出る日もみんな跳んでるのかな?
当初この曲がラインナップに書かれた時はどうすんのこれ…みたいな雰囲気がチームに漂ってましたがなんとか世に出すことができてこの譜面がみなさんに受け入れられていることがとても嬉しいです。良かった。
そしてCHUNITHMの方でも担当させていただきました。こちらではLuxizhelさんの暴力的な初稿をマイルドに遊びやすくしました。
アンチャレ対象曲ということでできる限り理不尽にならないように地力で殴りやすい譜面となるように意識して調整をしました。が、まさか80人以上の方が初週で完走するとは思っておらず。ユーザーさん方のインフレを新ためて実感いたしました。すごいねみんな。
プレイ感に関わらないところではひたすら演出を詰め込みました。消えてしまう演出や高さを利用してはみ出すアクセ、レーン逆走や青TAP、ノーツ数調整など今まで考えて溜め込んできた技術をこれでもか!と放出してかなりゴージャスな出来となったのではないでしょうか。
アンチャレの譜面を担当する時は動画で譜面を見る人にも楽しんで欲しいという想いから見るだけでも面白い譜面とするように心がけています。僕の担当したTheatore Creatore(合作だけど)、激烈!!!!ファミレスガールは帰しま1000!!!!、そしてI Wannaはどれも見るだけで楽しめる譜面となっているのではないでしょうか。どう?
●THE TRiANGLE [MASTER]
初稿は4500ノーツありました。リコレ超えててウケる。
実は僕、俗に言うコマンド押しが大好きです。壁を押しながら指押しをするあの独特な操作感。最高ですよね。
というわけでこの曲の初稿は「キックに合わせてひたすらコマンド押しをやりたい!」をコンセプトに最初から最後まで一生コマンド押しを発展させてやりきる譜面にしました。
…当然ながら限界の20倍ぐらいやり過ぎとみそかつ侍さんにこっぴどく怒られました。そこからコンセプトを立て直してキックのスピード感と5鍵6鍵を目立たせるように修正しつつも例の地帯とラストだけはかなりマイルドにした上で残させていただきました。
個人的に好きだったコマンド押しを用いた配置もいくつか没になっているのでいつかどこかで使いたいですね。壁HOLDと青HOLDの交互とか交差でのコマンド押しとか青HOLD持ったまま壁と緑を交互に触るとか例の地帯をレバー持ちながらやるものとか。今思ったんですけど発想的にはK-なんとかかんとかの無理押し譜面が近いですね。人の手って意外と動くじゃん?
●get the regret over [MASTER]
●幻想楼閣 [MASTER]
会社のPCのマウスカーソルにほたる(通常時)、有子(リンクの選択)、メアリー(バックグラウンドで作業中)を設定しているぐらいには紫が大好きです。ちょっと使いづらいけど可愛いので。
この回の更新はものくろっく先輩と相談して曲を決めました。2人ともこの頃のノベルゲームをやり込んでいるので曲を流しては「みん様がさぁ!」「Shade氏がさぁ!」「こいつがさぁ!(自席に置いてある有子のぬいぐるみを指差しながら)」みたいな会話しかしてなかった気がします。
get the regret overを流して例の場所で2人揃って壁2打の素振りをしたのも覚えています。いい職場ですね。
相談の結果追加2曲とも10年以上聞き続けている思い出の曲となりました。告知画像が出た時は感極まって自席で泣いてましたしアプデ当日とっとと退勤してオンゲキ筐体前に座ってからもずっと顔しわくちゃにしながらプレイしてました。
この2曲がオンゲキで並んでる光景流石にあり得なすぎてこれを書いている今でも嬉し涙が出てきます。ありがとうオンゲキ。世界一の音楽ゲームです。
譜面製作はかなり苦労しました。どちらもBPM120ぐらいでサビでの2連を強調したい曲だったので何も考えず作ると似通った譜面になってしまうな〜ってことでどちらも強めの思想で製作を進めてみました。上手いこと差別化しつつ両者とも固有の面白さが出せたんじゃないかなと思います。
あと譜面制作直前にどちらのゲームもプレイしたので名義や演出で軽くストーリーや設定に触れてます。メイン2人とナクトとアザミだったりクリスタルだったり薔薇と蝶だったり舞亜と有栖だったりなんかどちらの曲もオンゲキと噛み合わせが良かったです。
情報源全部オンゲキの皆様は当然どちらの原作もプレイしていただけたと思いますが一応ネタバレ配慮ということでこれぐらいで。
今回もなんたら空間っぽく全部書こうと思っていたのですがバージョンアップするとサイトの背景色が変わると全部見えてしまうという重大な欠陥が発覚したためやめておきます。バージョンアップできたのめちゃくちゃ嬉しいね!!!オンゲキRe:Fresh稼働おめでとう!!!!!!!!
というわけでRe:Freshしたオンゲキをどうぞこれからもよろしくお願いします。
それでは、えんいー
<ロシェ@ペンギン>
こんにちは。ロシェ@ペンギンです。
前回の譜面部会報の時に書いた目標、小星の親密度1000がようやく達成出来ました。やったー!
普段ダラダラしてても好きな事には200%のやる気を出せる子が好きです。ダラドルはいいぞ。
さて、Re:Fresh楽しんでいただけていますでしょうか?え?超楽しいですか!ありがとうございます!(強制)
譜面部会報がどうにか出せるくらいにオンゲキチームが落ち着いてきたようです。いや全然落ち着いてなさそうですが。
チュウニズムチームから見てもオンゲキチームは毎日ドッタンバッタンしてるように見えます。
では恒例の、自分が制作させていただいた譜面についてコメントします。
●Ouvertüre [EXPERT]
EXPERTにしてはかなり暴れた譜面になっていますが、捌ければかなり気持ちよく曲とシンクロしてバチバチ叩ける譜面なので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
自分、ルーンが好きすぎるんですよね(聞いてない)。ルーンを意識したカラフルレーンも注目です。
●幻想楼閣 [EXPERT]
これくらいのBPMの縦連好き。
縦連って情報量を最小にして音を取り切れる手法なんですよね。
上級者目線だと逆に脅威になりがちですが…
後半にあるカラフルレーンはミニミライト氏に並び方も動き方もレクチャーされました。ありがとう。
●泡白昼夢 [EXPERT]
泡はもちろん、レーンの位置と動き方がエモい!とミニミライト氏が唸るくらい最高の譜面になったので、普段MASTERをゴリゴリ遊んでる人も是非EXPERTを遊んでみてください。
というか曲が良すぎる(n回目)
●キライラ [EXPERT]
いやこれカッコ良過ぎだろ(感情)
歌唱中のキャラカラーに合わせて譜面を構成し、曲調通りかなり攻撃的な譜面になりましたが、いかがでしたでしょうか。
「約束」行きました。VTuberのライブに行くのが初めてだったので、どんな雰囲気か知っておくか~~って感じで参戦したはずが、開幕から涙腺が優勝してしまいました。
舞台上に見えている人物が生身かどうかってのは些細な話で、そこに生まれる熱狂と一体感は確実に本物の感情なんだと、肌で理解しました。
先日ものくろっく氏からの電話「パレ感行く?もうチケット取ったけど」「天才。」
よろしくお願いします。
●共鳴合体 オトゲリヲン [EXPERT]
歌詞がオンゲキネタ満載なので、かなり歌詞合わせの譜面になっています。気付きましたか?
「ベチャ押しパンチ」「出張アタック」「ベルが鳴る」などなど、歌詞を意識して遊んでみてくださいね!
●STEP BY STEP [MASTER]
曲良過ぎるだろ(感情)
「固く結んだリボンより小指の約束は解けない」地帯の青ボタンは絶対に小指で押すこと(圧)
花びらの舞う季節にはこの曲を是非、遊んでみてくださいね。
●アイシング・ドリーム [MASTER]
歌っているキャラのカラーに合わせて譜面も構成しています。
「オンゲキ×Re:ステージ!」の「×」の部分、キャラに合わせて色が変わってるの気付きましたか?
最初、色を変えるのを完全に忘れててテストプレイしたミニミライト氏が筐体からデスクまでものすごい勢いで飛んできました。反省してます。
譜面はちょっとテクニカルですが、曲調に合わせて体を弾ませて楽しんでくださいね。
●えんじぇる♡ピタゴリ☆ほーみたい! [MASTER]
譜面を打ち込み終わり修正も整ったのちに、たまに連れ打ちしてるハバキリさんに絵の部分を担当してもらいました。
ハバキリさんに頼んで正解でした。めっちゃ映えました。ありがとう。
先日、「令和7年7月7日なら絶対勝てるだろ!!」って言いながら退勤後に2人で打ちに行って惨敗しました。
●クリムゾン帝王 [MASTER]
冒頭のフィールドはジャケット合わせにしてあるのでREDALiCEさんと同じポーズをしてみてね。
REDALiCEさんの曲の譜面、全体的に赤ノーツが多くなりがち。
後半めちゃめちゃ忙しい譜面になりましたが追い付けましたでしょうか。
●Megameteor [MASTER]
面白い!ってお声は凄く頂けていて光栄で、アマリリス氏から「なんか分からないけど面白いから会報で書いて!」って言われましたが勢いと感情強めで上手く制作出来た譜面は、どうも言葉で説明するのが難しい…
さっきもアマリリス氏に具体的な面白さを聞きに行きましたが「うーん何が面白いのか分からない(原文ママ)」と言われました。語弊あり過ぎでしょ。
色々考えた結果「楽曲の展開に譜面(手元の忙しさ)の展開が物凄くシンクロしていて、理解した時には自然と大きな動きが出来ていて爽快感も感じられる良譜面」という超絶フワッとした話で落ち着かせました。
とにかく面白いと思うので遊んでみてください(投げやり)
細かすぎて伝わらないおもしろポイントみたいなのが言語化出来そうであれば是非教えてください。この曲に限らず。
●孤独の果て [MASTER]
初期の専用PVもextend editionのリンレンも強く印象に残ってるDIVAおじさんなので、懐かしさに浸りつつ巨大なギターを描いてフリックで弾いてる感じを出してグォレンダァも置いて結構やりきった気がします。
●Our Wrenally [MASTER]
何をしたらアワレ感が出るのかと悩みましてこうなりました。
初稿の段階ではベルの配置にあまりにも人の心が無くて大変なことになってましたが、調整に調整を重ねてギリギリ怒られるくらいの配置になったかと思います。
怒りはt+pazoliteさんじゃなくてペンギンにぶつけてください。
maimaiっぽさを出すために、みそかつ侍氏と色々相談して、ただベルが遅いだけではなく、
maimaiでスライドが見えてるのに乱打しなきゃいけないあの感覚になれるように、
ベルが見えてる状態でレバーから手を離す不安感とか、そういう部分を意識するようにしました。
●わたしたち魔法乙女です☆ [LUNATIC]
ずっと昔にゲーセンで、縦シューでアイドルが敵キャラになってて、歌唱しながら歌詞が弾幕になって飛んでくるゲームを見た記憶があるのにゲーム名を全く思い出せず、検索しても同僚に聞いてもAIに聞いてもそんなものは無いと言われるので、多分夢でも見たのでしょう。
それなら正夢にするか!と考えて今回の譜面になりました。
弾幕譜面って通常の譜面よりも制作にめちゃめちゃ時間が掛かるし勿論クオリティも大事なので、2~3週間くらい譜面制作ツールに謎の文字が書かれたPCの画面がオフィス内で妙に目立ってて「アイツまたなんかやってる…」みたいなヒソヒソ声が聞こえてきてた気がします。
歴代のCAVEさんの曲で使用した弾幕(開発内での通称:歴弾)も再現でき、どうにか良い感じに着地出来てよかったです。かなり楽しいと思いますので(自賛)、是非ABFBノーダメージの称号獲得目指して頑張ってください!
そしてゴ魔乙10周年おめでとうございます!
今回楽曲をまた遊べるように””契約””していただき、本当にありがとうございました。
そう言えば約3年前、bright MEMORYで運営が一区切りつくことになり、最後に何かエモい仕掛けでもしておこうって思って誰にも言わずに仕込んだものがあります(仕事でこういう事をするのは基本ダメです)。
そのまま何も言わずに去ろうかと思ってましたが、あれから新バージョンになってこうやって譜面部会報も出せたので、掘り起こしてみます。
SNSとか動画サイトとか見て回った限りでは多分まだ見つかってないっぽいので、気になる人は探してみてください。
まぁ見つけたところで「ふーん。」程度なものなので、本気出さないでいいです。
音楽ゲームは楽曲の良さはもちろん超大事ですが、肝心のゲームの部分が楽しくないとせっかくの楽曲も聴いてもらえなくなってしまいます。最もダイレクトに面白さに繋がる部分が、譜面と各種仕様。
音楽が良いから音ゲーをやっているという感想は昔から良く見掛けますが、それはゲームの部分が面白いという前提がある上での感想なんですよね。
極論、音楽の良さがそのまま面白さに直結するのであれば、今までにリリースされたどんな音ゲーもサービスが終わるはずがありません。
だから我々はゲーム部分を全力で楽しくする必要があります。
一度終わりかけたオンゲキが、ここまで持ち直してバージョンアップが叶ったのは開発メンバーの尽力は勿論あれど、何よりもユーザーの皆様のおかげです。
遊び続けて、楽しみ続けてくれたこと、忘れないでいてくれたこと、キャラもゲームも愛し続けてくれたことが一つの結果として表れました。本当にありがとうございます。
いつもあなたの隣の筐体から感謝の念を送ってます。
まだまだ正念場が続くオンゲキですが、更に次の段階に進められることを夢見て、今後も物語は続いていきます。
それでは、今後とも”また”オンゲキをよろしくお願いします!!!!!
<サファ太>
なんだかんだちょくちょく顔出してますサファ太です。
誰もがmaimai譜面一筋と思いきや、ゲキチュウマイ全部好きなので欲張りながらも無理なく譜面作成しております。
■Re:Freshの話
実はKOP6thでは現地で観戦をしていまして、最初から最後まで見届けておりました。
やっぱり現地のパワーって物凄く、Re:Fresh発表時には本当に会場が揺れてたんじゃないかと思うくらいに感じられましたね!思わず自分も涙を流しておりました。あの瞬間は間違いなく思い出に強く刻まれていると思います。
そんなRe:Freshですが、微力ながらも譜面も描いてますので紹介できればと。
●スローアライズ [MASTER]
といいつつRe:Freshになる直前の譜面になりますが、
ベルの数、コンボ数、レーンの色などはそういう事です。
MV見ながら作って抱きしめてたら、「これ前もやったな…?」という気持ちになり、抱きしめるの大好きか?と自分でも思ってしまいました。
曲が良すぎる。
機会あればもっとMASTER譜面作りたいですね。
それではごきげんよう~
曲が良すぎる。
<アマリリス>
オンゲキーズの皆さんお久しぶりです。アマリリスです。
オンゲキ Re:Freshの稼働、本当におめでとうございます。
皆さんに支えられてついに3年越しのバージョンアップができたことが開発者としても1ファンとしても本当に嬉しくて感謝の気持ちでいっぱいです。
自分は今はオンゲキチームを離れてmaimaiチームにいるので、これを読んでいる皆さんと同じようにTwitter(現X)やゲームセンターで新曲やRe:Freshの新機能に触れては「このゲームおもしろ!」と言いながらオンゲキアドベンチャーを鬼走りしてしずくやジュエルを集める日々を送っています。
そんなRe:Freshになってから自分が担当した譜面の話を少しさせてください。
●Crazy Party Rush [MASTER]
オンゲキで1番透き通った曲の中でも最高に透き通るような世界観の曲です。
招かれざるアウトローな高校生達を連想するようなドタバタした雰囲気で始まり、中盤の招かれざる路上生活ロボ達を連想するような怪しい雰囲気のパートもあり、目まぐるしく楽しい曲ですよね。
オンゲキに限ったことではないんですが、音ゲーの譜面で自分が大事にしてることの1つに”どれだけ頭や神経を使うか”という要素があります。
2~3分間ずっと神経を使い続けるのは競技としては楽しいですが疲れてしまうこともあるので、小難しい要素などもありつつ最後は一気にIQを下げて勢い良く叩ける譜面が自分は好きで、この曲はまさにそんな譜面になったんじゃないかと思います。
曲の速さもあってそこそこ難しくはあるんですが、レバー操作や指押しを攻略した先の最後のシンプルなラッシュで気持ちよくなれると絶対楽しいと思いますのでぜひ挑戦してみてください。
●いっかい書いてさようなら [MASTER]
オンゲキで1番シリアスな曲の中でも最高に軽やかな曲です。
言葉を綴って伝えることの難しさについての歌に譜面をつけるというのは一歩間違えば歌詞に反したものが出来上がってしまうと思い、とても慎重に作りました。
伝えたいこと表現したいことを詰め込んで詰め込んで、削ぎ落として削ぎ落として出来上がった譜面です。
人によって感じ方は違うので遊んだ人がどう思うのかは自分にはわかりませんが、願わくばこの曲の素晴らしさが伝わりますように。
<みぞれヤナギ>
こちらでは初めまして~みぞれヤナギです~
普段はチュウニズムのほうにいるのですが、たまーにお手伝いさせていただいてます。
ただこのゲームの譜面、だいたい「作るぞ!さて何からやるか…(2000 YEARS LATER)」となっているので、顔を出すときは毎度結構な覚悟が必要です。
最近はチュウニズム側のタスクがなかなか山盛りでなかなかタイミングがありませんが、この隙にオンゲキ譜面のお勉強もしつつスケジュールに余裕ができたらまたお手伝いするかも?そんな日は訪れるのか…?
●Blessed Rain [MASTER]
初の(というか現状単独名義だと唯一の)MASTER譜面です。
ぺのれりさんの楽曲には並々ならぬ思いもあり、立候補させていただきました。
ただそうなると自分の中でのハードルも高いわけで…経験値の少なさと相まってかなり制作に時間がかかってしまいました。各位にはご迷惑おかけしました。
ちなみに巷でベルが難しいと言われていますが、僕はベルを拾うのが苦手なので、この譜面もたまーーに取りこぼしつつ(自分だとこんなもんか、これなら世の人間は余裕でしょ)とか思ってました。世間を知るべし。精進します。
●Sargasso [MASTER]
「曲イイっすよね」って話してたらいつの間にか作ることになっていました。前半が自分の担当です。
序盤はコロコロと曲調が変わるのでギミックを仕込みつつ、サビのメロディは流石に鍵盤じゃない?といいながら提出したらラスサビも鍵盤でした。あまりにも想定できた未来すぎる
スケジュールがタイトだったこともあり特に前半は若干ラフっぽい状態で提出しまして、細かい部分は先輩方に調整いただいたのですが、
完成版を確認したらしっかり映える譜面になっててスゲー!(キッズ)と感嘆しきりでした。スゲー!
●Nýx [EXPERT]
「曲イイっすよね」って話してたらいつの間にか作ることになっていました。2
お察しの通り僕は基本的には鍵盤叩く方が好きなんですが、流石にこの曲は鍵盤バシバシしてる雰囲気ではないでしょ!ということで、
(細かい音をとるのはMASTERでやってくれると信じつつ)とことんまで雰囲気重視で作ってみました。
その結果Pスコアが超稼ぎとかなんとか。まあ特定分野で稼ぎになるのもまた一興じゃないですか。
●Hurrah!! [EXPERT]
チュウニズムのほうで度々提案はしていたのですがなかなか機会が合わず、そんな中でオンゲキの収録曲リストにこの曲が入っているのを見たときは飛び上がったし30度見くらいしました。ありがとう…ありがとう…
こちらも具体的な演出はMASTERでやってくれるはずなのでお任せしつつ、色の演出をほどほどに盛り込み4分の壁や全押しで爽快感重視にしました。
この譜面を作っていてオンゲキの色の多さが本当に羨ましくなりました。チュウニズムチームさん…どう?興味ない?
次に名前が出るのはいつになるやら。見かけたあなたは幸運!
それではごきげんよう~
<緑化委員長>
緑化Pです。
なんで緑化Pなの?→通称としてのPではなく、定義的なPです。あ、オンゲキのことではないです。
以前記載した大会だったりいちげきだったりも様々に引き継ぎまして、いよいよ本当に4個横くらいのデスクで見守ってるだけの人になりました。
実はオンゲキ稼働当初にWebなりTwitter(現X)なりプロモーション諸々をやっていたのはrioNパイセンなので、しばらくした後に自分になって、色々あって、回りまわって戻ってきています。ありがとう!
2年間のトピックスもそこまで多くなく、サンダーレスキュー!をやりに7時開店の店に2時間かけて行ってみたり、そのあとサンダーレスキュー!を5時間ほど流しながら実家に帰省したことくらいしかありません。
そんな中少しだけ作った譜面のコメントを書ける機会ができたのでそれをダラっと書いてみます。
昔の譜面も同様に書けるものもちょいちょいありますが、いずれAdvent Calenderとかで長文書いてみたいですね。本当に?
●Halcyon [Re:MASTER]
○テーマ
ピアノを限界までボタンで取る、MASTERで取っていない24分を限界まで取る
○やることリスト
・(当時の)現代的な14+
・MASTER譜面の面影はそこまで残さない
・基本は鍵盤メインで構成する
・61小節~77小節を分かりやすく最難関にする
・読み替えの有無はあまり考えず見た目重視で配置する
○コメント
なぜか前回会報時にコメントを書いていなかったシリーズです。
FREEDOM DiVEの時に書いた気がしますが、xiさんはHappy Dreamsのころから大大大大ファンをしていて、勿論この曲も非常に好きなわけです。
ただHalcyon(MASTER)は自分が来たタイミングでほぼ出来ていたので、やっと自分が作れる機会が回ってきたと3年前の自分は感激していました。
Halcyonは強い曲が故に音ゲーの初めの方に入ることも多いわけですが、今回の譜面は稼働4年経ってから入れるしかもRe:MASTER譜面なので本当にやりたいことをやらせてもらえました。
2010年の自分は同梱のH譜面が出来ずに悪戦苦闘していた思い出が強く、その辺のエッセンスも含んだ譜面にしたつもりです。
自分の譜面あるあるで譜面で取るパートの思想が強い部分が多分に出ている箇所もあると思いますが、この曲のこのパートは(任意の楽器名もしくはボーカル名)だよな!と共感してくれる人が少しでもいれば幸いです。
もうラインナップに携わっていないのでHEAVENLY GARAXiESやRe:Genesisをプレイしたいですとここで主張しておきます。
よろしくお願いします。誰に?
●Stellar:Dream [MASTER]
○テーマ
片手力が求められる(自分が苦手な)15
○やることリスト
・難易度は15のやや簡単目な部類
・SSS+は超頑張ればできる、1010000を出すのは難しい、Pスコア詰めるのはもっと難しい
→KOP予選曲として、PLATINUM SCORE詰めが成り立つように
・自分が苦手な配置をあえて置く
・1か所激ヤバスポットを用意する
・「BPM250の8分を片手でたくさん押す」右手の体力を試す
・キックに対して特徴的な取り方をする
○コメント
本当にこの曲すごいです。当時サンバDEアミーゴを爆裂制作中でしたが、合間にたまたま音源聞いたらウルトラハマって制作させて頂きました。
初稿は本当に右手限界譜面を作ってそのあとかなりの部分が両手になりました。
BPM250が故に16分はパラパラと置くと速すぎる、8分で置いても片手ではついていけない、片手で16分なんてもってのほかという現象が簡単に起きてしまうためそのバランスは後でかなり調整することになりました。
例えば前半の4レーンは片手16分5連を必須とする構成にしていたり。
(左:現譜面 右:初稿譜面)
例えば後半の8分にもHOLDが入ってかなり拘束度合いが高かったり。
(左:現譜面 右:初稿譜面)
あと特徴的なのは終盤の8分壁だと思いますが、最初の配置は相当なものを置いていて、「自分でも全然通せないものを置いてこその15だ!」みたいな思想を持って提出したところ誰一人できず敢え無く却下されました。
(左:現譜面 右:初稿譜面)
ちなみにこの配置はBATTLE No.1(98秒~108秒)にてほぼ同じ配置を試みて余裕で却下された配置です。
それをBPM250で試そうとした自分が間抜けといわれれば言い訳のしようがありません。
そんなあれこれがありながら出来た、自分が作った中では限界まで難しい譜面、ぜひチャレンジしてみてください。
ちなみに上の画像を見て気になったアナタが一定人数以上いた場合はいつかレベル0で登場するかもしれません。
●And Revive The Melody [EXPERT]
◯テーマ
Don’t Fight The Music [EXPERT]のエッセンスを継ぎつつも「どっちの手で取る」を減らした13+
◯やることリスト
・Don’t Fight The Music [EXPERT]と同様、3レーン中心構成
・だけど鍵盤を取る手がどちらかわかりにくい(どちらでも取れる)見た目を減らす
・両手で取るところは「シンプルだけど速くて難しい」を基本徹底する
・Don’t Fight The Music [EXPERT]の譜面を引用し、「同じだけど早くて難しい」をつくる
・Don’t Fight The Music [MASTER]の要素をいくつか持ってきてつながりを作る
◯コメント
以前会報で紹介しましたが、Don’t Fight The Musicの知名度が大きく上がった結果「MASTERよりEXPERTのほうがプレイ回数が多い」という超激レア現象が発生し、オンゲキメインプレイヤーをメインターゲットにした複雑な13(しかも13の中でもかなり難しい方)を作ったことをちょっと心残りにしていました。
勿論譜面の出来としては良くできたなと思っているところは変わらずではあるのですが、ゲーセンで明らかに始めたばかりの人が赤で撃沈していく様子を幾度か見てしまい……。
そこで今回はさらに高難易度&さらにボス曲らしい演出を求められてはいるけど、この曲で興味を持ってオンゲキを始めてくれる人でも何も出来ないが起こりにくくなることを目指して作成しました。
結果弾幕は結構攻めっ気出したりしていますが、ベルの配置や個数に気を使ってコントロールしている一面があります。
Don’t Fight The Music [EXPERT]は随所に「広い3レーンで片手で軸の鍵盤、もう片手で残り2色の鍵盤と壁、しかも左右を頻繁にスイッチする」という配置が登場するのですが、それが相当オンゲキ慣れしてないと厳しい配置だなというところで最後に引用フレーズが出てくるところまで封印しています。
3レーンのところを両手分業で叩くシーンは16分3個のところくらいに限定(これも片手で取ろうと思えば比較的取れる)したり、鍵盤を叩く手をスイッチするときは壁とセットにするなど、結構基本的な目印テクニックがふんだんに入っています。
結果としてDon’t Fight The Musicのエッセンスが絞ったところで出て、いい塩梅になったかもと思っています。
前作よりも難易度は上がっていますが、ボス曲にしてはかなり珍しいコンセプトで作った譜面です。
皆様もプレイしてもらえると幸いです。
ちなみに狙ってコンセプトに反した配置を3箇所ほど設置しているのですが、それが自分のあらゆるスコア詰めの壁になっており自画自賛しています。狙い通りです。
●ユニゾンモノローグ [MASTER]
○テーマ
6連(24分)とバスのドコドコを限界まで取る、小細工の少ない14
○やることリスト
・4レーンまでしか使わない
・随所で登場する16分バスは可能な限り全部取る、鍵盤で取る
・随所で登場する6連(24分)は可能な限り全部取る、鍵盤で取る
・鍵盤が難しいのでそれ以外の要素は減らす
・イントロはギターとドラムを両方取る、アウトロはバックの声も取る
○コメント
この曲はそれこそMemories of O.N.G.E.K.I.のコンテンツが一通り出たちょっと後、リステコラボ第4弾の話が可能になったタイミングくらいで自分とRevoさんがいつものように希望の楽曲を1曲ずつ書いてラインナップに忍び込ませていたものが、そのあと様々あって今のタイミングで出ることになったという経緯です。(せーので跳べって言ってんの!&Like the Sun, Like the Moonの時と同じですね。脈絡のない2曲だと、当時みんな思ったはずです)
なので譜面自体は3年くらい脳内であっためてたものです。故に古臭くなった箇所をみそかつくんに現代的チューニングを施してもらっていたりします。サビの最初の方とか。
カナリアっぽい部分が散見されているかもしれませんが、多くの箇所は当初そうではなく、叩きやすく認識しやすく調整していったらカナリアに近似した形です。
それだけカナリアがこの手の楽曲の配置として一時代築いたのかもしれません。本当に?
■おわりに
自分は本当に時々横から飛び出してくるような立場になりましたが、それでも時々関われることを有難く思っています。
実際、簡単に横入りしているようには見えちゃいますが、違うプロジェクトから飛び出していくのは色々と大変だったりします。
OKしてくれる様々な人には本当に感謝しています。
先日のゲキチュウマイ生放送やKOPなどもイチ観客として楽しませてもらって改めて外側から見るワクワクやユーザーの熱量の受け取り方を感じています。
これは本当にチーム外から自分の思想を適当に言ってるだけなのでそんなに真に受けないでほしいですが、最近は「どう無限に続けるか」より「どうやって最高の形で区切るか」「どうやって次の世代に伝えるか」みたいなところをテーマにぐるぐるしたりしています。
100年後にどこかの博物館でゲームが展示されていたり、コンテンツの等身大POPが並んでいたりする世の中になっているかもしれないそんな時に、そこにオンゲキがあってほしいな~と思う、そんな話です。
そんなことを考えながら、まだ4つ横くらいのデスクで見守っていこうと思います。
あ、ゲームセンターに行ったら音ゲーと一緒に近くにあるセガのドライブゲームもやってね!
よろしくお願いします。
■おまけ
ものくろっくパイセンの会報で言っていたオンゲキでのもう1つの「ビンゴ」は自分のHigh Free Spiritsです。
<譜面-100号>
たまにはアイデア募集しようと思います。いい案出してもらえると譜面クオリティあがります。
2次元xy座標上の区間[0~m(約20<m<約400の整数),0~n(1<=n<約50かつn<<mの整数)]内で、いい感じの曲線f(x)があり、その曲線に近い形状を折れ線で表現したい。
曲線f(x)は
・(0,0)と(m,n)を通る
・(0,0)で傾き0
・範囲内で単調増加 (右上がり)
・範囲内でf'(x)>=0 (下に反らない)
の条件を満たす必要があり、できれば直線部分を感じさせない全体的にいい感じに曲がっているものが好ましい。
折れ線は
・(0,0)と(m,n)を通り、区間範囲より外は通らない。境界は通ってよい。
・折れる箇所は必ず格子点(整数の座標点)で曲がる
・折れる箇所は何箇所でも構わないが無駄な箇所は減らしたい。
最終的にできた折れ線を90°回転させて縦に動かしたときにいい感じの曲線に見えればOK。
【案募集1】
まずこの曲線にふさわしい形状の定義がほしい。
いまのところ70°の円弧を縦横拡縮したものがしっくりきてるが、別のいい感じの曲線案があったらほしい。
サイン波や放物線は直線部分が目立つ感じになりしっくり来なかった。
【案募集2】
折れ線の作り方といい感じの格子点の省き方。
単純に曲線に近い格子点を取ってつなぐだけだとガッタガタな線にしかならない。
また曲線を真似するなら折れる箇所は多いほうがいいが、たまに折れないことでちょうどいい傾き度合いになったりするのをどういう条件で省くべきなのか、とか。
【案募集3】
折れ線の原点から右に進むときのバランスの取り方。
曲線が原点では横移動なので、折れ線では基本的に原点の後はX軸に沿って進む。
このときどのくらいX軸に沿ってから曲がるか、のバランスがすごい難しい。
特にnが小さいときにこのバランスが見た目の綺麗さに直結する。
なんかいい案頼む~
<音撃譜面部>
●And Revive The Melody [MASTER]
0秒~25秒 ロシェ@ペンギン
25秒~63秒 ものくろっく
63秒~89秒 じゃこレモン
89秒~123秒 アマリリス
123秒~ みそかつ侍
譜面部を代表して私みそかつ侍がコメントさせていただきます。
前のKOPでは自分が譜面の大部分を打ったこともあり、「大会譜面はもう嫌じゃあああ!」と合作を募ったところ何名か集まってくれました。みんなありがとね!
ちゃんとした合作でいうとリコレぶりですね。もはや懐かしい。
まず楽曲についてですが、実は大会用の楽曲として依頼していたわけではありませんでした。
『夏宵スターマイン』と同時に5周年の記念としてインスト曲を組み込んでみようかな~くらいのノリで「Don’t Fight The Musicの続編を作っていただけますか?」と黒魔大先生に楽曲を依頼したところ、思ったよりやべ~の(褒め言葉)がきたぞ!とスタッフ一同方向転換。
ムービー演出もさることながら、楽曲のお披露目としてはかなり良い見せ場にできたのではないかと思います。
黒魔大先生、素晴らしい曲をありがとうございました!
譜面については、驚き・インパクト・新要素のお披露目等々、今回は結構よい感じに展開づくりができたと思います。
怒涛の譜面展開に、大会に出場している人・応援している人・ぼーっと見てるだけの人も皆、目が釘付けになるようなものができたんじゃないでしょうか。
コーダパートは「思い出ボムラッシュを食らえ!」なんて考えながら作ってましたね。(多分伝わんない)
R.E.D.の頃は譜面作り経験1年未満の青二才のガキがいっちょ前にボス曲の譜面に入ってしまって今更恥ずかしい思いがありますが、そんな恥知らずな自分がいたからこそここまで繋がってこれた気もします。
Don’t Fight The Music共々、これからも愛されるオンゲキの楽曲であることを末永く願っています。
●MY GLORY WANTED!!! [MASTER]
0秒~18秒 みそかつ侍
18秒~48秒 アマリリス
48秒~92秒 ものくろっく
92秒~116秒 じゃこレモン
116秒~135秒 ものくろっく
135秒~160秒 ロシェ@ペンギン
160秒~ みそかつ侍
Revo氏「オンゲキならではのボーカル曲で大会決勝をやりたい!」
という願いからKADOKAWA様と協力して楽曲制作が始まりました。
大会にふさわしいボーカル曲というのがあまりにも前例が少なすぎて、Kijibato様には何度も何度もリテイクをお願いしてしまい大変すみませんでした…。
ちなみに間奏部分や前奏後奏はほぼリテイクかけていません。すごすぎる。
譜面の話ですが、5thと同じ布陣での合作となりましたがここ最近の譜面の中ではかなり時間がかかりました。
BPMが速くて曲の展開もコロコロ変わるので、全員がすっちゃかめっちゃかな譜面を作ってくると終始「何もできん(真顔)」状態になることは”譜面制作ベテランの皆様”なら”経験的”に”ご理解”しているはずなのですが、初稿は合作の悪を詰め込んだ感じになってしまって、久々にやれやれと言わんばかりのものからのスタートでした。自分も悪の要因の一つではありましたが。
間奏のOpfer引用っぽい箇所で、最初はTitaniaのラストの9レーンが突発的に超高速で置かれていた時は某ラーメンYoutuberのモノマネが出かかりました。無理だろ!
ある程度の形になるまではものくろっく師匠が奮闘してくれ、最終的な難易度調整を自分が整え、何とか今の形に至りました。
ちょこちょこアホっぽい配置が残ってはいますが、「トップランカーならギリ初見で対応できるっしょ!」という自分の判断です。実際絶妙なバランスかも。
何度もチャレンジすればスコアが伸びてくるタイプの譜面だと思うので、ぜひ頑張ってプレイしてみてください。
さて、頂上決戦のネタが楽曲の出し方的にも譜面のアイデア的にも尽きてきて、来年はどうなることやら…。